コストコへ初めて行く

　昨日は、天望館で見つけたウドブキを油炒めしてもらった。　ウドブキはその名のとおりウドとフキを混ぜあわせたような味がするが、香りよく大変上品な味で、苦味というような嫌な味がしない。　たぶん山菜の王様だと思う。　高度１０００ｍ以上の山間で育っているらしいが、実際のその場を見たことはない。

　さて、明日から家内は石巻の地震被災地に入り、避難住民やボランディアなどに対し、食事の世話をすることになった。　当初は私も行く予定にしていたが、現地の状況も仕事の内容もつかめず、年寄りでは逆に邪魔になってもいけないので、数日家内が先遣隊として出かけ、その結果を見てから今後の予定を決めようと思っている。

　最初は３０名程度を賄う食事を準備すれば良いと聞いていたが、後日その数が１０倍以上となり、出発前にこちらで食材を手当しておいた方が良いと考え、今日は販売単位は多量だが値段としては安いという倉庫型スーパーマーケットへ出かけてきた。　アメリカの郊外型スーパーのように、大きな棚にフォークリフトで置いただけの商品が並んでおり、普通のスーパーより数倍大きなカートを押しながら、商品を選んでいくのであった。

　一般の小売価格の半額程度のものもあれば、あまり値段が変わらない商品もあった。　また、一つ一つの量が多いので、使い残してしまえば、結局無駄になると思われた。

　今日は、スパゲッティー、味噌、海苔、マヨネーズ、ツナ缶、スパムなどなど２万円ほど。　ここは会員制で年会費４２００円支払うこととなるが、一般小売価より半額程度で購入できれば、１回の買い物で十分元が取れる。　ただ我々二人だけの生活では、多量に買う必要もないので、再びここに来るとしても年に１?２回でしょう。　ただ、海外からのチーズが安くて種類が豊富なのが気に入ってしまった。

　買い物を終えて疲れたこともあって、昼食代わりにピザとホットドッグを買ってみたが、これは美味しくない。　食品の中には疑問に思われるものもあり、こんな物を買ってチンと温めるだけの食事を出す若いお母さんでは、貧しい食生活になるであろうと思われた。

　福島原発事故で放射能汚染が騒がれているが、餌とおぼしきジャンクフードの食事をしていたら、早晩ガンなどの病気にもなろう。　以前、アメリカのとある都市のスーパーで買い物をしていた時、お腹の周りが異様に太って、水泳の浮き袋を付けているような体形をしている人に出会った。　そういう人は若くてもだいたいが杖をついている。　日本人も古来からの食習慣を忘れて欧米型の安直な食事をしていたら、肥満や成人病を呼ぶことになるでしょう。　安いからと安易に大量購入大量消費するのではなく、消費者としての賢い知恵をもっと働かせるべきではないかと感じました。