信州の風をとどけに！ 石巻支援コンサートのこと

「信州の風をとどけに！　黒姫高原・野尻湖コンサート隊」と銘打った石巻への支援活動に参加してから約１ヶ月が経ちました。
「飲んで、食べて、お土産を買う」のも支援の１つの形だと、全くの部外者が参加したわけですが、どういう形で今回の活動をまとめるか考えているだけで日にちが経ってしまいました。

因みに、これまで地震・津波発生直後に支援物資の送付、ボランティア基地での給食支援、被災地に書籍を送る運動に私たちが参加したことなどは、
・被災地・石巻での支援活動
・ 津波被災地へ本を送る活動に参加
・被災地の写真から　などの記事に残して来ました。

今回、Open Japanの吉村さんのコーディネートのもと、今見ておかなければならない被災箇所に案内してくださいましたが、見学ばかりでなくメインは、貞山小学校、門脇中学校でのコンサート、黒姫に来たことのある子どもたちを集めた小渕浜公園での野外演奏と合唱などでした。

１年前に現地を見た時と比べると、復興というか瓦礫処理がかなり進んでいて、何もない広大な土地が開け、そこには被災の現実すら垣間見ることのできないような、未曾有の被害が風化しつつあるのでないかと危惧される様子が感じられました。

地元の方からの話として、「皆、瓦礫というけど、あれは自分たちの財産であり、生きていた家なのだ」を聞き、ゴミの山のように見える瓦礫は、彼等の生きていた証、命であったと思うと、胸に詰まるものがありました。　瓦礫処理について一時全国で高説が飛び交いましたが、もっと被災地の方の思いを感じなければいけなかったということです。

Open Japanは石巻市内に事務所を置き、石巻にかかわらず、広く災害支援の活動をおこなっていると、現在、古民家再生のためのプロジェクトも展開されているとのことでした。

初日、朝８時に黒姫駅西口を発ってバスは一路仙台を目指し、最初に訪れたのは松島と瑞巌寺。　それから石巻市内に入り、日本製紙工場をすぎた辺りから津波に被災した何もない広大な土地が見えてきました。
そして、仙石線野蒜駅跡、月浜海水浴場、野蒜小学校、南浜地区、門脇小学校跡、湊中学校跡などを訪ねました。

 （続く）