2014年11月24日月曜日

信濃町の町長選は新人が当選

先週18日に告示された信濃町の町長選は、三期目をめざす現職松木氏がやぶれ、新人の横川氏が当選するという、約1300票差であったという結果となりました。

当方は信濃町の有権者ではありませんので、選挙広報やチラシなどは巡ってこず、全くの蚊帳の外なのですが、地元とのお付き合いの中で見聞きすることが多く、横川氏とも面識があって、その結果が気になっていました。
でも当日開票されるはずが、誰からも電話がなく、ひょっとしたら落選したのではないかと杞憂され、信濃町には再び変革がないのかなと思っていた所、今朝起きて役場のページを見たら、投票結果が掲載されていたのでした。

(役場サイトから)
(信濃毎日新聞サイトから)

私達が25年前に信濃町にやってきた時、まだ遠くから住まいを求める人が少なく、当時の町長にお会いして役場の職員の方が適当な土地がないか探してくださるなどお世話になりました。
その後、町長の存在に触れることはなく、H町長の時、税金の算定に疑義があると役場に申し入れに行き、町長の真意のない対応に気持ち穏やかでないものがありました。
そのH町長に変わって当選したのが松木町長でした。 父親も三期町長を務めたことがあるということでしたが、初登庁の時、ご自分の軽自動車で来て、企業経営の手法を役場に取り入れると仰っていたと、自分としては好感を持っていました。

微かながら町政への期待があったのですが、その後「(役場の職員は?)大学出でなければ」という発言をされていると聞き、何て浅はかな考えをする人だろうと感じたのでした。
大学を出ていなくても自己研鑚して有名になっている方はたくさんいるし、大企業の重役などに上り詰めている人も多いのです。

役場の中のこと、外のこと、松木町長にかかわる伝聞を耳にするにつけ、リーダーとしての能力や認識があるのか疑問に思えて来ていましたので、横川氏の登場を願っていました。
前回の選挙では、三つ巴で票が分散してしまい、残念ながら横川氏は落選してしまいましたが、あの時であっても互角であれば当選していたでしょう。
そういう意味では、松木町政二期目の4年間は無駄に過ぎてしまったと思われます。

2010年の選挙チラシから


今回(2014年)の選挙チラシから


松木氏は、前回選挙の公約に対する決算、反省、総括など何もせずにいたようで、ワイナリーで知られている飯綱町にあるサンクゼールが信濃町に倉庫を作ったということを企業誘致だと称して、ご自分の実績のように盛んに言っていましたが、呼び込みには何らかの財政支出があったようで、数名の臨時雇用はあったとしても、町としてどれだけ効果があるのか精査されていないように思われます。 穿った見方をすると、信濃町はサンクゼールに利用されているのかもしれません。

加え、選挙チラシでは、サンクゼールの小売店・直営店を町内に設置願うとか、またどぶろく特区を作るのだとか、駅前に一茶像を作るのだと、思いつきとしか思われないことを描いています。(公約ではなく抱負なんですね)
将来の信濃町をどんな姿にしたいのか、子供達をどうやって育てるのか、若者の家庭の姿、高齢者の生活、人口減少、過疎化が進む中でそれぞれをどういう形にすれば良いのか、そういったビジョンといったものが全く無いのです。

町民にとって大きなテーマである信越病院の存続、建物の建替えなどについても展望や青写真がないまま、今年中には折角招聘した医師2名が退職するとのことです。 建物以上に医師や職員のマネージメントは大変重要なはずであることをお分かりでない。

さて、町政を知り尽くしておられる横川氏の4年がこれから始まるわけですが、行政の専門家であったとしても、公約に掲げた諸々が順調に進められるとは限りません。 町民が行政を一方的に任せるのではなく、常に状況を把握し、住民目線から外れるようなことがあれば、それを即座に訴えるような仕組みがあってほしいと思います。

まず、現町長が設置した副町長という職の必要性を再考していただき、不要なものであれば即座に廃止すべきでしょう。 また町議会議員の定数はずっと14名ほどのようですが、人口がどんどん減少する中で、定数の削減も必要でしょう。
副町長の廃止と議員定数の削減で役場人件費のかなりの圧縮になろうと思いますし、若手職員の活用さらなる雇用も可能となるはずです。

田中元県知事には色々な問題がありましたが、執務室を県庁一階にガラス張りに設えたり、県内各地で車座集会をたびたび行い、住民の声を聞こうとしていました。
同じように町民の声を聞き、それを町政に反映して行こうという姿を常に持って、新任の横川氏がこれからの町長の職にあることを願っています。

昨日、投票日当日の午後、横川氏の選挙事務所に酒酔い運転の軽トラが飛び込んだそうです。 新聞記事によると選挙とは関係ないということですが、町内柏原に住む60歳代の人ということで、劣勢と聞いた相手陣営の支援者ではなかったかという見方もできるかもしれません。
とにかく、今回の選挙で町民の方々が賢明な判断をされたことで、これからの信濃町に希望が湧いて来ました。 ありがとうございました。

2 件のコメント:

  1. はじめまして信濃町出身の30代のものです。

    まずは支援なさっていた横川さんのご当選おめでとうございます。
    私は松木さんに子ども頃にお世話になったので松木さんを応援してました。

    私も現在、信濃町には住んでないのでただ応援するだけでしたが。



    ところで、ブログに信越病院のことについて記載されていますが、今まで医師の
    人員問題がなかったなら、それはマネジメントがうまくいっていたということでは
    ないですか?

    さらに信越病院の医師、看護師の人員不足は以前からあるようで、以前は松木さんが
    医師を招した経緯があるそうようですよ。(ホントかどうかはわかりませんが。)



    そもそも医師が辞める理由も分からないのにマネジメント云々はないと思います。。。
    どんな企業でもそうですが、人は辞めると思います。ただ新しい人材を招へい
    できるか。それが常に課題としてあるだけだと思います。

    ましてや、もし辞める医師が長野市などの大病院への引き抜きであれば止める術は
    ないと思います。



    私はサラリーマンをしたのち、現在とある市で公務員をしていますが正直まともな
    マネジメントをできる人を見たことがありません。仕事もほとんどの人がまともに
    できない印象です。

    公務員はまともな教育や研修がないため、ビックリするぐらい仕事が
    できません。さらに仕事において効率、迅速などの単語自体が頭から抜けているのか、
    今までのことを今までどおりにしかやりません。新人がそういったことをやろうとすると
    「今までどおりやりなさい。」としか言いません。これが公務員の実態です。

    (長野市や関東など大きな行政は違うようですが。)



    私としては信濃町が良くなれば、それでいいので是非とも横川さんには
    以下を実施していただきたいものですね。

    ・信越病院医師の招へい

    ・人口減少対策

    ・財政のさらなる健全化



    以上、長文にて失礼いたしました。

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  2. 匿名 さん

    ご意見を拝読いたしました。
    私も町政の隅々まで理解しておらず、印象として、あるいは感覚的なものとして記事を書いている所があります。 そういう意味では、不確かなことを記すことは無責任かなと思うのですが、町政の近くにいて、あるいは色々な方の世間話から感じられるものがたくさんあるのです。
    まどろっこしさというのか、もっとこうしたらと思うこともあり、前町長や関係者を誹謗するつもりはないのですが、もしそう感じられたのでしたら、私の不徳といたす所です。 申し訳けございません。
    でも、病院の維持問題は最大のテーマですし、私もしばしばお世話になっていますので、良好な経営の上で町民への深い診療がなされることを願っています。
    新任町長にとっても、おっしゃっているように病院問題、財政健全化、人口減少への具体策などが大きな課題ですね。

    信濃町、黒姫の良さ、深い自然などを皆に知ってもらいたいとブログを開いているつもりです。 不行き届きな部分はどうぞお知らせ下さい。 今後ともよろしくお願いします。

    はんぐろ

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