2019年12月19日木曜日

信濃町訪日学生・民泊研修会に参加して

いつ頃から始まったのか正確な情報はないのですが、ここ信濃町で、東京や大阪など都会の子どもたちに農山村に暮らす人々の生活を知り体験してもらおうと、数年前から当方もその受入事業に参加するようになりました。

小学生高学年と中学生を主に、一泊で3〜4名の子どもたちを預かり、種まきや苗植えなど、時期にもよりますがブルーベリーなどの収穫、そしてジャム作りなど多様な体験をしてもらおうと、主に春先から初夏にかけて受け入れています。
体験項目の中には田植えなどもあって、どろんこになって喜ぶ子供たちの姿が町の広報誌に掲載されることもあります。

そのような体験学習に加え、当方では柴津にある称名寺に案内します。 こちらの境内には鐘楼があるのですが、吊り下がっているのは鐘ではなく巨石。 先の大戦時、鉄砲や戦車などの製造に供するため金属の回収が当時の政府から命じられ、この鐘楼に下がっていた鐘も供出したそうです。 重たい鐘の無い鐘楼は、強風などで損壊する可能性があると、当時の檀家の方などが考慮して、巨石をぶら下げたそうです。

戦後、半世紀を越えて、全国の非戦活動の中で、この鐘楼ー石の鐘ーが平和の象徴となり、全国各地からの来訪者が増えているそうです。 そんな気運の中で、これから日本の次代を担う子どもたちにも、知ってもらおうと思っているわけです。

と同時に、最近の若い家庭では、ファミレスやコンビニなどで得た食事、電子レンジで温めるだけの食事が多いと、時にはマグドナルドのハンバーガーが食事であったりもするそうで、我が家では手のかかる食事を用意し、食品添加物などいかに体にとって危険な食品が多いかを食卓の話題にしています。

話していると、おばあちゃんと同居していたり近くに住んでいるお子さんは年寄りからいろいろ学んでいるようですが、若い親御さんだけだと、忙しさにかまけて、ついつい楽をしているようです。 一晩預かっただけでも、「友達と仲良くしなければ」とか「体に悪いものは避けよう」とか、そんな意識が心のどこかに残ってくれればと思っているわけです。

さて、そんな農山村体験事業に加え、来年からは海外からの学生を受け入れたいと、今般、その実情と注意点などに関する勉強会がありました。

だいぶ昔のことになりますが、我が家ではAFSの高校生を受け入れたこともあり、 海外交流の必要性を感じていて、今回も可能ならばと思っていました。
研修の内容は、長野県の観光事業担当から、海外からの学生受入事業の概要、そして実際の受け入れにあたっての留意事項などの説明でした。

ただ、国内の子どもたちの場合は、初日の昼前後に預かって農山村体験をし、一泊して、二日目も出発地まで送る時間の余裕があれば色々話し合いもできます。
海外からの受け入れでは、夕方5時前後に預かって、翌朝8時には出発するというスケジュールのようで、これですと夕食、入浴、就寝にほとんど時間が取られてしまいます。
翌朝も起床したら、すぐに朝食を済ませ出発。

中国や台湾の子どもたちが中心になるそうですが、言葉の問題もあって、意思疎通がどの程度できるか、短い時間の中ではどれだけ心の触れ合いができるのか、はなはだ疑問になって来ました。

韓国のように、旧日本軍が侵略した国では、その過去を記憶しておこうと教育課程でも繰り返して学習しているようですが、中国や台湾ではそういうことはないのか、あっても今の日本を知ってもらうことは意味あることだとは思います。
もし話題になった時、過去の反省を踏まえた話し合いができれば、通じ合うものがあるでしょう。

子どもたちの旅行スケジュールを見ると、スキーをしたり富士山を見たりと、基本は観光旅行のようなので、そこまでの意識は必要ないのかも知れませんが、短時間の中で誤解を生まないよう、楽しさと相互理解が記憶にとどまるような、そんな受け入れができればと思っています。

どちらにしても、もう少し熟考してから受け入れを決めようと思っています。

☆受け入れの先達である伊那地方での史料から

☆長野県が果物の産地だと説明している中国語の資料から


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