でも、13日、信濃町ひとときの会が主催した、苗名滝ウォーキングでは雲ひとつない快晴の元歩き出しのですが、林の中を歩いているうちに空は曇っていたようです。 この道、ふだんは山菜探しで歩くのがほとんどで、リーダーの説明を聞きながらのウォークでは、新しい発見の連続でした。
カラマツの枯葉の絨毯を歩き、カラマツのシャワーを浴びるのはかなり贅沢なようです。
大木の根本には、かつて使ったという石積みの炭焼き炉。 こんなものも話を聞かないと見過ごしてしまいます。
児雷也の洞窟。いつも面倒がって見ていなかったのですが、15〜20人が立って入れる洞窟でした。
苗名滝、別名地震滝は相変わらずたくさんの水を落としていました。 この周辺では、今年たいそう綺麗な紅葉が見られたそうですが、来春からは関川に沿った新しい車道が通じるそうで、北信の秘境も喧騒な観光地になりそうです。
15日、信濃町総合会館で、鎌仲ひとみ監督の「小さき声のカノン」上映会があり、ぐずついた天候が気になっていましたが、曇り時々小雨といった空模様で、来場者の足を停めるほどの悪天候にはなりませんでした。
上映は午前と午後に2回実施されましたが、これまでの上映会と比べると来場者はそう多くありませんでした。 日本全体が放射能被災に対する関心が減少している証左をここ信濃町でも感じられるものでしょう。
でも、ほとんどの方が掲示物を丹念に見ておられ、アンケートも丁寧に書かれていて、来場者の関心度の高さが見え隠れしていました。
町内ばかりでなく、千曲市や高山村、伊那から来られた方も居られました。
さて、この頃の中部電力の検針票裏面には、原子力発電所に対する需要家の心配を拭うような記載があります。
浜岡原発の、あの砂浜に建てた高層の擁壁が津波を遮ることができるのでしょうか? 波が砂浜を削り基礎部分が崩壊することも容易に考えられます。
「オンカロ」という映画がありました。 ドイツでは地下1000mの岩塩層に放射性廃棄物を埋蔵すると計画しているそうですが、それでも地水や地殻の変動による損傷で放射能を含んだ水を飲用することが無いとは言えません。 中電が言う、地下300mでステンレス容器であっても、未知の科学の領分に入る埋設を安全とは決して言えない筈です。
政治家・山本太郎さんのホームページで公開している、
「核のゴミどうすんの!? 山本太郎と広瀬隆のドイツ取材3000kmの旅」
のDVDを取り寄せ見ました。
脱原発を進めているドイツについて、我々日本人はドイツは脱原発先進国ですごいことをしていると思いがちです。 でも、このDVDを見ると、ドイツの脱原発の決定も廃棄物の処分方法も、確たる決定があったわけではなく、その場しのぎの感じもあります。
この映像を見ていると、原子力政策、核兵器などを含め、地球レベルでその存在を否として考えるべきではないかと思うのです。
政治家としての山本太郎さんの信条や好き嫌いは別にして、是非、彼のホームページからこのDVD2枚組(千円)を取得し、映像を見て皆が考えてほしいものです。
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