我が家の積雪は20〜30cmほどと、信濃町が豪雪地帯だと豪語するほどの雪とはならず、1〜2時間ほどで雪除け作業は終わりました。
さて、今日は、諸々用事を作って、上越・高田へでかけて来ました。
一つは高田商店街にある、杉田味噌で味噌と麹を買うこと、そして、近くの軍ちゃんで食事をすることでした。
杉田味噌は当初糀屋であったと、200年以上の歴史があるとかで、ここの味噌、そして麹を使ったら、他の店のものが使えません。
そして最後の予定が、高田世界館という、復興維持されている映画館での上映映画「スケッチ・オブ・ミャーク」を見ることでした。
宮古島は、私の生活圏からは地の果てのような存在ですが、かつて薩摩藩から蹂躙され人頭税を課せられて、貧しい中で自分たちの生き様を伝えてきた島の人達の姿をこの映画は写していました。
映像に映しだされた人達は、年齢80,90の人達で、半生のご苦労が顔や手にヒダとして染み付いているようでしたが、伝承された唄、そして神々を尊ぶ中で、人として生きることの奥深さを感じさせるものでした。
その神々を尊ぶ姿は、台湾の高砂族など高地に住む人々の姿に似るものがありました。
そういった中でも、過疎化の波が押し寄せ、伝承文化が閉ざされそうな時を心配されているお年寄りもいましたが、10歳ほどの少年が三線をあやつり歌う姿がひとつの希望のようにも思えました。
映像の最後では、東京での演奏会の模様を伝えており、聴衆ともども宮古の踊りに興じていましたが、踊り方を見ていると、信濃町でいつも見る盆踊り大会での踊り方と大変似ている感じがしたのでした。 人が平安を念じる思いというのは、時と場所が変わってもかわりようがないのかもしれませんね。
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