10日の朝、前日に降った雪がうっすらと残り、さらにマイナス6度と下がった気温で霜も降りて、一時期冬が舞い戻るのではないかと思わせるほど冷えていました。
そんな冷えも日が上がるにつれて霧消し、気になって数日ぶりの称名寺の枝垂れ桜を見ましたが、低温の日が続いたこともあったせいか、蕾は膨らんでいるものの、開花はまだ進んでいないよう思われました。
そんな朝、野尻湖周遊道路をめぐる途中、斑尾山の山頂につながる林道までの歩きに出かけました。
菅川の集落は標高660mほど、標高差300mほどの所の林道までいつもは車で上がっていたのですが、今日は歩こうと、杉林の中や白樺林が見える登山路を歩いてきました。
荒瀬原から続いている林道のしらかば台に着きました。 ここから見晴台まではほぼ平坦な道で、そこかしこに雪やフキ玉が見られました。
展望台まで来ると、青空のもと残雪を被った黒姫と妙高がはっきりと見られました。
展望できた林道の足元を見ると、展望を遮る雑木を切り落とした跡を確認できました。 この眺望ができるようにと、どなたか団体か分かりませんが、感謝の一言です。
野尻湖周辺をズームアップして、
野尻湖の上部右手は湖畔の集落で観光船乗り場など、左手は国際村のロッジが点在、右側の舳先はかつてあった野尻湖ホテルの場所であったと思われます。
菅川の集落から林道までの歩数は6000歩ほど、距離にして4km弱でしょう。 往復8kmの徒歩でそう遠くではなかったのですが、山道ということもあって、心地よい疲れが残る歩きでした。
菅川神社の桜は、先日とあまり変わらず、本格的な開花には時間がかかりそうでした。
途中の登山路の中にカタクリの群生地があり、今回のウォークの目的の一つにカタクリを見ることでしたが、残念ながらほとんど咲いていませんでした。 前日、見た時も霜に負けてしまったのかと思われたのでしたが、今回も花開くと思われる株には出会えませんでした。