4月中旬から2週間ほど信濃町を留守にしていました。
ちょうどその頃は、春の花が少しずつ増えだしていた時期でしたが、霜やにわか雪で明け方の寒さは冬とあまり変わりがなかったようでした。
それでも桜の開花は例年より一週間以上も早く、5月に入って信濃町に戻るとその桜も終わって、山桜が迎えてくれました。
そして連休が終わりかける頃、あちこちの田畑からトラクターの音が聞こえ、起こし作業を始めているのだなと確認できました。
我が家の畑には昨年植えた小松菜やケールが残っていて、まだ収穫できるからと残しておいたので、畑作業がはじめられないまま日が経つままにしていました。
今朝も2度ほどとなかなか気温が上がらない日もあって、畑の準備はあわててすることもないだろうと思いつつ、周囲の畑がどんどんきれいに整備されてくると、どことなく気が急いてしまいます。
例年、ご近所の方が耕運機を入れて畑を起こしてくれていたのですが、加齢で作業ができないとのこと、機械のように深くは起こせませんが、3本クワと自力で整地し畝を立てました。
畑の準備が整うと、強い風に山桜の花弁が花吹雪のように飛び交い、姫リンゴの蕾が赤く膨らみ、徐々に白い花を咲かせるようになりました。
そして真っ赤な夕焼けが見えた日もありました。 普段ここまで空が赤くなることはありませんので、きれいというより、地震の前触れなどではないかと、ちょっと不気味な思いに浸ってしまいます。
さて、そんな5月を過ごしていましたが、お誘いがあって、童話の森コースを歩いて来ました。
まず童話館前庭から出発し、御鹿池を目指します。
そこかしこ新緑で、この時期は「緑」という色の複雑さ多様さに驚かされます。
楊枝に使われる、良い香りのするクロモジは黄色い花を咲かせていました。
山葡萄の新芽を見つけました。 酸味があって天ぷらにすると美味しいとのこと、まだ小さくて取るのが憚れました。
林の中、笹薮を抜けてゲレンデに出ると、クワッドリフトの降り場に着きました。
そして、目的地の望湖台に到着。
正面に斑尾山、その麓に野尻湖が望めます。
こちらは同行したS氏によるパノラマ写真。
眼下に道路が見えますが、ここはクワッドの迂回コースで、ややなだらかな斜面になっており、雪解け後のフキが取れる所でもあります。
斑尾山の左に袴岳が見えます。
今年3月に袴岳に登って、黒姫や妙高を見た時の記事はこちらに。
昨年5月に斑尾山に登って、黒姫山や野尻湖を見た時の記事はこちらに。
天気は良かったものの、風があまりにも強くて、ただちに下山開始。
クワッドの正面バーンを降りてきました。
ゼンマイは伸び切っていましたが、蕨が育ちつつありました。 もう数日すると採り頃になろうと思われました。
童話館前に戻って所要時間は2時間ほど、新緑が満喫でき気分もフレッシュになって、心地良い時間を過ごせました。 できうれば、強風がなければですが、晴れていただけでも御の字なのでしょう、
解散してからちょっと見たら、ゲレンデの一角がピンク色になっていて、八重桜が咲いていることが分かりましたので巡ってきました。
こちらはテニスコート脇の八重桜です。 先の林に遮られていますが、妙高山がかろうじて見えています。
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