発掘調査には、全国に広がる「「野尻湖友の会」の会員が参加・協力したとのことだが、昔と比べるとその参加人員は随分と減少しているらしい。 町のある人から聞いて、この発掘調査が、野尻湖周辺の宿泊施設など、経済的な効果という側面もあったのだと初めて知った。
出土品など成果報告 野尻湖発掘調査団が地元に
上水内郡信濃町の野尻湖・立が鼻遺跡で7日間の調査を終えた第16次野尻湖発掘調査団(団長・赤羽貞幸信大教授)は1日、地元への成果報告会を町公民館野尻湖支館で開いた。オオツノジカの下あご左の切歯や第二大臼歯など、最終的に確認された出土品は計746点で、同遺跡がキルサイト(狩猟解体場)だったとの実証作業が前進したと説明。地元住民ら約100人からねぎらいの拍手が起きた。
調査団は今回、地層の重なり方と、化石や石器が埋まっている状況を詳細に調べる「産状確認法」を本格導入。今回見つかった骨片や植物の種など小さな物は、砂粒と同様流されて堆積(たいせき)したことがより明確になったという。今後、どのように流れてきたのかなど分析する。
調査には全国の「野尻湖友の会」の会員約300人が参加。次回(第17次)の調査日程は、6月の運営委員会で決める予定で、赤羽団長(59)は「今回と同様、時間をかけてきちんと準備をし、野尻湖という財産を生かしたい」とまとめた。
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