お盆・里帰りご馳走セット

地元にあるスーパーマーケットに行ったら、「お盆・里帰りご馳走セット」と題したチラシが沢山置いてありました。　チラシの内容に関心があったわけでなく、こんな販売方法もあるのだと参考にチラシを貰ってきたわけです。　個別の惣菜などを買うよりセットの方が安いという売り込みのようです。

我が家は、このような食材には関心もありませんし、一皿に大盛になっていれば、その食材の産地も添加物の有無も全く分からなくなってしまいます。　でも大方の家では盆くらいはゆっくりしたいと、こういうセットが多く買われるのでしょう。

翻って、７月下旬以降、スーパーやドラッグストアの駐車場を見ると、県外ナンバーの車が多く見られるようになり、また店内では国際村の住人でしょう外国人の姿がしばしば見られます。

そういう別荘やコッテージに一時住む人々が買い物をし地元にお金を落としてくれているわけです。
別荘の人達は町の経済に貢献しているという見方もできるので、町の人達はそういう眼で別荘族を見る必要があると思うのです。　したがって、もっと町民と別荘の人との関わりを深めることが大事だし、その結果更なる経済効果にも繋がっていくものだと思うのです。

しかし、住民登録していない家の固定資産税については小規模住宅としての認定がなく、割高な税を納めていますし、し尿汲取り代なども割り増しの料金が請求されています。　以前、他県で別荘に対し法外な水道料金の請求があったと聞いたことがありますが、確かに休養に来るだけの人に町民と同等の負担を期待したいという気持ちも分からないわけではないのですが、そんなせせこましい差別化で徴収金を増やすより、住民との関わりを深め、町村に来てくれる時間を増やし、結果として生活に関わるお金を多く落としてもらった方が全体としては意味があると思うのです。

町村の受入れが良ければ、別荘ではなく主住場所として転居してくれるかもしれませんので過疎化対策の一環にもなることでしょう。　別荘に来る人々を他人として捉えるのではなく、准町民として、あるいは親しい隣人として見る付き合い方をしたり、地元行政の施策の根底に置く必要があると、こんなチラシを見て思った次第でした。