数日前、佐村河内氏の作品にはゴーストライターがいて、ここに掲載した作品などは本人の手によるものではなかったと報道されています。 その真偽のほど、真実が何か分かりませんが、作品のイメージなどに対する評価はなんら変わらないものと思ってます。
(追記了)
現代音楽というジャンルは、ウイキペディアによると20世紀後半から現代に至るまでのクラッシク曲をいうそうですが、聞いても前衛的というか何を表現しようとしているのか分からないことが多く、私の興味の範囲外だと思っていました。 それでも、以前、世界的にも著名な武満徹のCDを購入して聞きましたが、やはり理解できず数回聞いただけでCD棚の奥で眠ったままになっています。
それ以降、現代音楽を聞くことは全くなかったのですが、先月になって佐村河内守作曲の交響曲があることを知り、東日本大震災の被災者にむけたレクイエムで勇気づけられたとのことで、彼の作品を聞こうと思ったのでした。
佐村河内守(さむらごち まもる)という珍しいお名前に気が引かれるものがありますが、体に数多くのハンディーを抱えながら生み出した作品ということにも、何か訴えてくるものがあるように感じられました。
現在リリースされているらしい、2枚のCDを早速購入し聞きました。 CDのラベルはともに暗闇の中に一縷の光を感じさせる、曲のイメージを描いものでした。
「交響曲1番」は、シベリウスの「フィンランディア」を思い起こさせるような重さや暗さがあるものの、全体的には美しい旋律にあふれているようにも、また最後には「救い」あるいは「希望」すら感じられるものでした。 「シャコンヌ」もバイオリンのキンキンとした高い音がなく聞きやすく、比較的リラックスして聞けるように思われました。
久しぶりのクラッシクCDですが、好みの2枚になりそうです。
0 件のコメント:
コメントを投稿