五島のトラさんが罹った糖尿病は、一般的には美食の成れの果て、贅沢病のように思われていますが、食習慣が偏ったりしている人、特に貧困家庭や定住場所を持たないホームレスなども疾病していることが多いとのこと。 「五島のトラさん」の中で、商品にしたあとの、うどんの切り落としで食事をしている風景がありました。 勿体無いという気持ちがあったのでしょう、結果食習慣に変調をきたしていたのではないかと推察しました。 育ち盛りの子供達に栄養をつけさせ、自分は残り物でという親の心根が浮かび上がっています。(了)
山陰地方では再び大雪に見舞われ、交通障害や生活トラブルなどが発生しているようですが、ここ信濃町では一時大雪警報が出たりしていましたが、大きな影響は出ていないようです。
と云うものの、朝起きてから、積雪状態を確認し、雪はねやスノーダンプで雪除け作業をし、時に屋根から滑り落ちた締めった雪を片付ける日々をしばし過ごしています。
朝の積雪量10数cmだと楽々、20cmになると、ちょっと力を入れなきゃという心境。
30〜40cmになると、一日あればどうにか頑張れるかなという感じ。
50cmを越えるとかなり覚悟がいり、一人で除雪作業をするのはちょっと骨です。
今朝はその中で、20cmほどであったでしょう。
雪降り後に出た陽射しの中で、浮かびあがる柏原の杜が好きなのですが、今日は雲がたなびき山は隠れてしまっていました。
さて、先日、長野・相生座ロキシーで上映されていた「五島のトラさん」を見てきました。
数年前に、隠れキリシタンの里へ旅をし、五島の人々の生活を見てきていたので、アゴ出汁の五島うどんや天ぷらの味にも出会えるかなと映画館に走ったのでした。
「五島のトラさん」は、五島うどんの製造を生業にされてきた犬塚虎夫さん家族の22年を映したというか、虎夫さんの半生を記録したものでした。
テレビ長崎が撮りためた映像をテレビで放送したり、あるいはドラマにしたりしていたそうで、そういう放送から犬塚さんの家族を知っている人も多かったのでしょう。
上映最終日に近い平日であったのに、ロキシーには30名ほどの観客。 テレビを見ない我が家では、そんな事前知識もなかったのです。
昔の日本は、生きていく上で一番怖いものは、「雷、家事、親父」でしたね。
その「親父」の姿を7人の子供達に示した虎夫さん。 見ていて、涙目になる場面が多かったです。
61歳で早逝されるなんて、実に惜しい人生だなと思うものの、映像には見られない部分で、糖尿病になりながらも焼酎に逃げなければいけないこともあったのでしょう。
スクリーンに見えるもの、その裏に隠れているものなどを思いながら、「親父」としての生き方を貫いた虎夫さんの人生に感極まるものがありました。
家庭にあって、「厳しさ」と「優しさ」が混在し、言葉ではない「愛」があるのが、父親であり母親であり、家庭であることを如実に知らしてくれていたのでした。
昨年6月からロードショーされていたようですが、全国での公開が一巡して、もしDVDなどで販売されるようでしたら買い求め、自分の家族のみならず、若い人、若い家族にぜひ見てもらおうと思うのでした。
五島うどんと海塩のお店 虎屋
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