日当たりの良い場所では雪がとけて、晴れた日は暖かく感じられており、福寿草の黄色い花がそこかしこで見られるようになりました。 また場所によってはスイセンも花開きだしているようです。
そんな折、蕗玉探しに柴津の称名寺に行ったら、樹齢400年を越えているらしいしだれ桜の太い幹が折れて、無残にも階段に屍のように横たわっていました。
まだ残っている幹がありますので、早晩花開くと思われますが、折れた場所が実に無残な姿となっています。
近くにあるしだれ桜の幹も、そして大きなハクモクレンの枝先も折れて周囲に散らばっていました。 さらに近くの納屋も一部朽ちていて、今年の大雪が残した惨状の酷さがわかる状況になっています。
住職が高齢となって施設に入居されていますので桜も元気がないのかもしれません。 原の閑貞桜が絶えて11年、信濃町に残された唯一の枝垂れですが、もう役目を終える時期に来ているのかも知れません。
2年前に撮ったしだれ桜。 やや細身状態ですが、それでもしっかりと花芽をつけていました。
敷地の両端にあるしだれ桜とハクモクレンが同時に開花すると、実に素晴らしい写真になるはずですが、毎年遅霜にあたってハクモクレンの花弁が落ちたり、良いタイミングに出会うことはありませんでした。
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