記事を書こうと思いながらも、なかなか思考がまとまらず、はや今月に入り、しかも上旬を過ぎようとしています。
さて、先月、権堂商店街の一角にある相生座・ロキシーで上映されていた、元農林大臣の山田正彦さんがプロデュースされた「食の安全を守る人々」を見てきました。
日本の農業は世界の潮流に対し逆行する政策が進行されており、種子をモンサントなどの企業が一元管理し、農家は種子会社から購入しないと農業が続けられず、種子の再利用も許されなくなるとのこと。
アメリカや韓国などの農業や学校給食の現場を山田さんがめぐり、ベトナム戦争で使用された枯葉剤を基に開発されたラウンドアップやグリホサートなどの使用をやめたことで、家族の健康が取り戻されるばかりでなく、農場からの収穫も増え、韓国では学校給食に有機野菜を提供することが当たり前になってきた由。
10数年前、私たちが韓国を旅した時、生協活動が広まり健康重視の畑作農業を見聞してきました。 韓国はハングルの元であった漢字を捨てていますが、「身土不二」や「有機農業」などという漢字はそのまま通用しており、日本の有機農業の実践者であった「福岡正信さん」や「木村秋則さん」のことは農業における神様のような存在で崇められていました。
日本の生協は、企業経営ばかりに注力され、配達する食材も電子レンジでチンすれば良い半加工品ばかりですが、韓国の生協は野菜を基本とし、配送も24時間。 健康重視の活動が行われているのです。
しかし、日本の農業は世界の潮流に逆行し、食料自給率も年々下がっています。
日本経済が上り坂の時代は良かったでしょうが、今やジリ貧状態の経済下で、輸入にたよる食管制度などは維持できなくなるはずです。
北海道農業の中心にある玉ねぎやじゃがいもは、収穫時期にベトナム戦争で使われた枯葉剤を撒いて茎を枯らすそうで、体を害する薬品が染み込んでいるであろう食材だと容易に推測されますが、その大型農法が信濃町のとある一角でも行われているようです。
信濃町の特産の一つであるモロコシには、たびたび虫がつくそうで、害虫駆除の薬品をしばしば撒くそうで、収穫時期から遡って、殺虫剤を撒く期限が設定されているようですが、農業者によっては収穫直前まで撒くかも知れません。
逆に見ると、虫がついている野菜の方が安全だということです。
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