私も、江戸時代、鈴木牧之が北越雪譜を記した秋山郷を、秘境の里として、また苗場山の登山口として、これまで何度かたずねていました。
現代でも豪雪や地震などで時々話題になる秋山郷ですが、浅間山の噴火や飢饉などで秋山村の人々が困り果てていたのをみて、小千谷片貝村の造り酒屋であった佐藤佐平次が救援の手を差し伸べたとのことです。 しかも、救援に使った借金の利息支払いなどを子孫が受け継ぎ、昭和46年まで支払いが続いていたとのことです。 その期間は、何と135年。
足尾銅山鉱毒事件を告発した田中正造はつとに知られていますが、小千谷の佐藤佐平次ともども、日本の歴史の中には単に篤志家と言えないほどに、日本人の誉れと言ってもいい、素晴らしい人がいたんですね。
自己の権益に拘泥し、日本の行き先を惑わせ、旧態依然とした軍国化に腐心している、安倍晋三や石原(親も息子も)、大阪の橋下などとは月とすっぽん、雲泥の社会人であったと言えるでしょう。
◯秘境秋山郷の歴史http://mebuki.sakura.ne.jp/akiyamagou.html
◯飢餓滅び行く秋山郷を救った佐平次http://www.saheiji.com/index.html
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