なかなか見られる機会がないなと思っていたら、7月25日長野県庁に近い長野県教育会館で上映会があることを知りました。
当時、長野県内の寒村からも多くの農民が満州に渡ったようですが、敗戦で希望の開拓がロシア参戦もあって着の身着のままの逃避行になっていたようです。
かつて長野市内で行われた戦争展でも、青少年を満蒙開拓団に送り込んだものの、実際には関東軍の手下のような、地元民からの略奪の開拓団であったと聞いたことがありました。
阿智村には、満蒙開拓平和記念館があります。
開拓のため満州に渡った日本の人々のご苦労を考えるばかりでなく、日本の富国強兵策の一旦を担い、結果は地元民からの搾取、迫害の面もあったのだということを、こういう記念館から理解を深めてほしいものです。
本映画ばかりでなく、8月は敗戦記念の日として、種々のイベントが行われます。
まず隣町である飯綱町では町制10周年記念事業として、「みんなが学び、みんなで行動する町に」と題して、8月9日には「報道の現場から、これからの日本を考える」、8月23日には「憲法9条と平和」という講演があります。
また、8月6日には、戸隠で「戦後70年に考える戸隠の夕べ」と題して、沖縄戦を実体験された親里さんからお話をうかがうことができるようです。
現代においては、戦争と核兵器、原子力は切っても切れない関係にあり、日本政府の無策の結果、福島第一原発からの放射能漏れが放置されたまま、近隣に住まざるを得ない人々、特に子供たちの健康が心配されているはずです。
かつて長野県須坂市に住んでおられた坂田静子さんは、娘さん家族が住むイギリスで放射能禍を早くから気付き、「聞いてください」というタイトルでミニコミ誌を発行し市民に訴えていたそうです。
坂田さんの娘さん雅子さんが、母親の想いを広く訴えたいと、作成されたのが映画「わたしの、終わらない旅」です。
長野駅近くの、相生座ロキシーで7月25日から公開されるとのことです。
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