日時:2月21日(日) 14〜16時半頃
場所:信濃町総合会館 1階教室
内容:山口光昭さんのお話ほか
講師の山口光昭さんは長野中央病院理事長などの経歴をお持ちの方で、過日、信濃町9条の会総会の時に初めてお話をうかがいましたが、お話が大変明確で論理だっており、希望をもって9条改悪阻止への活動を進めましょうと閉じておられました。
大変温厚な方で、昨年12月、長野市内で行われた「沖縄県民のたたかいに連帯する長野県民のつどい」にも参加されておられました。
また、先日の講演会で、自民党の「日本国憲法改正草案」を入手しましたが、これを見ると戦前回帰、八紘一宇の世界そのものに感じられます。 一つ例をあげると、現在は容疑者逮捕には裁判所の令状が必要とされていますが、自民党案では現場の警察官検察官の恣意的判断で逮捕勾留ができるとあります。
戦前、プロレタリア作家であった小林多喜二が、理由もなく警察に逮捕され、刑務所内の暴力的な自白強要で亡くなりましたが、あの暗い時代を思わせるような自民党の改正案なのです。
三浦綾子さんの作品「母」を読むと、小林多喜二は政府転覆を企てるような人物ではなく、お金がなく売られた娘さんを助けようと奔走もしていた、優しい人柄の持ち主なのでした。 容疑者を殺してしまった官憲の罪は何も問われていないのです。
戦後半世紀を越えても司法による冤罪は蔓延しており、しかも、政府や大臣などに直接かかわる賄賂や重要案件の中心人物は、公権力によって抹殺されることもある。 政治家や官僚、秘書などの自殺というのは、往々にして見せしめと口封じを、権力にからんだ闇が処置するものと思われます。 また、麻薬や痴漢事件など、公権力が自作自演し、運動家を貶めるケースは枚挙に暇がない。
憲法が改悪されたら、暗黒時代到来ということでしょう。
今、日本という国の行方を憂慮しなかったら、我々の子々孫々が苦しむことになるのです。 戦後70年、憲法9条があったからこそ、自衛隊員も守られてきたことを考えてほしいものです。
戦前、反戦活動で投獄もされたという創価学会は、いまや自民党と組みして戦争への道を進んでいます。 創価学会・公明党は、平和の党では全く無く、いまや権益を追い求めるだけの烏合の衆なのです。
あの暗い時代に、「戦争は罪悪である」と説いた、竹中彰元という僧侶がいたことを忘れてはならない。
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