因みに、私のCD棚には、古謝美佐子、宮里奈美子、夏川りみらのCDがあり、オムニバス形式の「琉球的哀華」というタイトルのもあって昔から沖縄の音楽に相応の関心も持っています。
どこか良い店はないかと、初日は、沖縄県庁近くの国際通りを歩いて検分したのですが、観光客相手の賑やかな町並みに、ー東京で言えば原宿のような感じー 我々には場違いと思わせるものがあるものの、呼び込みの可愛い女の子に釣られて、とある島唄酒場(or食堂)へ。
芸術大学の学生さん二人のデュエットで、チャージ料は500円。 歌い手さんは学生さんということで上手ではありますが、押しなべて考える必要があろうと思いました。
翌日の夕方は、ネーネーズが出演する「島唄」という店へ。
チャージ料2千円で入れ替えなし、7時から40分公演が3回。 やはりプロなので歌はうまいし、衣装も綺麗だ。 ただドラムとエレキのバンドとの演奏となると、とてつもない音量となり、年配者の耳にはかなりの負担。 静かに彼女らの歌声を聞きたかった。
「黄金の花」はいつか散る。
これまで何回も聞いた曲ですが、あらためていい曲だなと再認識した次第。
(まずはYoutubeに登録された映像から)
二晩とも、料金は一人4〜5千円ほど。 料理をあれこれ批評しだすとキリがありませんが、ほどほどにアルコールを飲んで、この値段ならそう高くはないと思う。
そして最後の晩は、連れの友人が見つけてくれた、喧騒からかけ離れた公園脇のレストラン。 音楽はなかったが、料理や飲み物では一番良かったかなという印象。
さらに昼食でたずねたお店ですが、
佐喜真美術館を見終えた時昼時になってしまい、美術館の受付で聞いた、表通りの食堂へ。 美術館で聞いてきたと、食堂の主(と言っても若そう)にメニューを聞くと、チャンポンというのは、ご飯の上に中華具のようなものが乗っているとか、中華そばは、あーだこーだとのこと。 どうも我々の認識とは少し異なる料理のようだった。
でも結局は、沖縄そばとネギソバを注文。
食べ終えて、ぜんざいを注文すると、汁粉の上にかき氷が乗っており、こんな涼しい日にかき氷は辛いなと、温めてもらいました。 温めてもらったら、汁の甘さがとてつもなく強烈。
あとで知ったのですが、沖縄でぜんざいというと、かき氷が乗っているのが普通だそうです。 「所変われば品変わる」を体験した昼食でした。
でも、料理が美味しく値段も安いうえ、店の主が朴訥、素朴で大変気に入りました。 次回、美術館をたずねる時にもぜひここに寄ってみたいです。
東京へ帰る日、残されたわずかな時間内に牧志市場をもう一度行ってみたいと、歩いている途中に見つけた「田舎そば」のお店。
店の窓にたくさんの色紙がかかっていたので、地元ではよく知られているのでしょう。 ここの「田舎そば」「ソーキそば」も量が多くて美味しかった。 ここのおばさんも一人で奮闘、陽気な方でした。
炊き込みご飯の「ジューシー」も美味しく、夕食用にと別に包んでもらいました。
ということで、国際通りなどの繁華街に面した店ではなく、ちょっと離れた地元の人が入るような店、そんな所に沖縄の空気が感じられるのだと、残り時間わずかになって気づいたのでした。
因みに、土産物にはあまり関心がなく、帰りのカバンの中には、今が旬の田芋と島らっきょうのみ。
沖縄の温かい心、人情にも触れることができて、 2度、3度と行きたい、行かなければいけない場所だという思いを強くして羽田へ戻って来ました。
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