今日3日(水)から6日(土)まで、黒姫駅前のしなの書房隣「モトホンヤ」で、「百姓 鈴木雄一展」が開かれています。
会場入口を入ると右手の棚では、雄一君の信濃町に来るまでの略歴が簡単に展示され、野菜タネの蒔き時期ノート、室の中心には育てている野菜たちの写真、奥には小豆や黒豆、人参などの生産物を置いていました。
左側にはディスプレイを設置、12分のプロモーション動画をエンドレスで流していました。
雄一くん、アーちゃん、天野さんという映像作家の方が畑を背景に炎を囲み、農薬や化学肥料を使わず、草(雑草)と一緒に野菜を育てる自然農について篤く語っているのでした。
この映像を見て、「農業=思想」だと思いました。
農薬や肥料に頼るだけの、理念のない農業(農夫)はただものづくりをしているだけで、土の中の微生物を増やす所から始まるからこそ良い野菜が育つとのこと。
映像を見ていて、30年前、インディアンのティピーに入って、CWニコルさんとゲストが語る森を育てるという壮大な夢を語っていた、あの映像が思い出されました。
自然農から生まれた野菜には付加価値が付きますし、保存していても萎れるだけで腐ることはありませんが、化学肥料で育った野菜はすぐに腐ります。
雄一君の直近の野菜で良かったのは、小豆、白菜(大きくて重かった)、人参(実に甘い)でしたが、今は雪下にんじんを試みている由。
道の駅天望館いっさっさにも野菜を出されています。 他の方の値付けより若干高いような気もしますが、彼が丹精込めた野菜なのだからと、我が家では率先して買うようにしています。
雄一君が生み出している、付加価値の高い自然農による高原野菜を、信濃町の特産にすることも可能だと思われます。 これまでの農業のやり方を見直す、今回の展示がその機会になればと思うものでした。
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