(追記:12/14)
12月に入り、りんもく舎からの出荷野菜は終盤に来たようです。 去年は雪下で育てた、甘みのある人参やほうれん草を出荷していましたが、労働の大変さがあるのでしょうか、今年は縮小方向にされるようで、りんもく舎からの今年の野菜購入は終了になりそうです。 ユウイチさん、ありがとうございました。
来年1月に長野市の相生座ロキシーにドキュメンタリー映画「百姓の百の声」がかかるそうで、日本の農業を知る参考になるかもと思いましたが、予告編を見ると農文協の歴史を紐解く映像のようで、見に行くか考えあぐねています。
(追記:了)
化学肥料(窒素、リンとかカリウムでしょうか?)の過剰投与で育った野菜は数日のうちに腐り、自然農法で育った野菜は萎れるも腐ることはないと聞きます。
と言いつつも、当方、野菜の育ちを促進する方法は分からず、また、野菜と仲の良い草と野菜の成長を阻害する草との区別もつきませんので、我が菜園では牛からの堆肥や化学肥料などをなるべく少なめにしながらも、それでは不足するであろうと適量?を撒いて育成するようにしています。
そうやって育った野菜を東京の孫に時々送っているのですが、素人作品ですし、我が家だけでは種類が少なく、適した野菜かの判断もできません。 東京ですと紀ノ国屋やナチュラル・ハウスなど選別された生産者の野菜を販売している所もありますが、それなりに値段が高いですし、収穫直後というわけにもいきません。そこで、安全な野菜を追求されているユウイチさんの野菜を2週に1回分けてもらい、家内が作ったジャムや、焼いたパン、ケーキなどとともに送るのが春から秋にかけての我々の仕事になっています。
りんもく舎
先日も孫からこんな反応がありました。
偏食にならずに野菜を中心とした食生活を我々も願っていたのですが、学校に入ると当初の約束を忘れて、好き嫌いの毎日であったようで、最近になってこんな反応が届いていたのです。 野菜の美味しさを知ってくれ、我々としては嬉しい限り、と同時にユウイチさんに感謝です。
そんなユウイチさんの野菜を今年も6月からわけてもらい、夏野菜が終わってそろそろ終盤になりそうな気配となってきました。
りんもく舎
そこで、今年野菜と一緒に届けて下さった「りんもく通信」を遅まきながら、このブログに残すことにしました。
40号 11月下旬
晩秋に入って農作業にも余裕が出てきたのでしょう、息子さんが関心を寄せる自然界を同じ目線で見ることで農作業者としての認識を新たにされているようです。
町を流れる鳥居川は洪水の度にコンクリートの擁壁に変わり、子どもたちが川辺で遊ぶこともできません。 ニコルさんが存命の時、無骨なコンクリート壁に反対されていたことが思い出されます。
鳥居川の水域は北信漁業組合が管理しており、魚釣りや投網などは解禁時期があり、それも入漁料が必要です。 春と秋にめぐる解禁時期になりますと太公望がそこかしこで釣りをしている姿を見ることがあります。
当方も知人から分けていただいた組合証で釣りをしていましたが、ある時、抗生物質で育てられたニジマスなどを釣ることに疑問に感じ会員証を返却しました。
無数の生物、雑魚がいない川では、抗生物質で育てられたニジマスも長くは生きられないでしょう。
自然界の生業を人間の浅はかな知恵で弄るのは止めにしようではありませんか?
コロナウイルスに対してもワクチンさえ打ってさえいれば大丈夫だという、単純な発想からは脱局すべきだと思うのです。
39号 11月上旬
日本の有機栽培農家は0.3%ほどとのこと。 消費者からの要望がないので、農家も大変な作業を嫌って、化学肥料などに頼っている結果なのでしょう。
それに反し、お隣の韓国では「有機」という言葉が通じるほど関心を寄せる消費者も生産者もいるようで、ちょっと大きいいスーパーに行くと、かならず有機コーナーがあります。
そういう意味では日本の農家は遅れていますね。 韓国の農家は、「身土不二」、「奇跡のリンゴ」の木村秋則さんや福岡正信さんに倣おうとして耕作されているのに、日本の有機農業は0.3%って、実に情けないです。
日本の消費者は、色や形にこだわるのではなく、健康を維持するためには何を選ぶのか、そういった視点から食全般について思考するべきでしょう。