今月前半は鞘から豆を取り出す作業に明け暮れていました。
昔なら日当たりの良い縁側に新聞紙やムシロを広げて、畑から収穫した豆を鞘ごと干して、カラカラになったら鞘を割って豆を取り出す一連の作業はだいたいがお婆ちゃんの仕事であったでしょう。
我が家では当方がその作業に当たっています。
しかし、現代の家では広げる場所もなく乾くのに時間がかかりますので床暖のスイッチを入れて強制乾燥、若取りした豆も多く末成りとして外したものも多く出てしまいます。
一番多く取れたのは、冬ササゲ。
昔は乾燥した冬ササゲを鞘のまま干してから煮て食べたようですが、どうしても鞘の固い部分が口に残ります。 そこで実を外しているわけですが、この豆を煮ると柔らかく美味しいのです。 小豆より美味しく感じています。
今夏、モロッコいんげんは不作で、茹でてマヨネーズやおかかと醤油で食べたのは1〜2度ほどで、結果来年用の種もほとんど取れませんでした。
そして小豆も不作で一回炊いたら終わりました。
さらに名前の分からない豆。 長さ1センチにも満たない細くて白いです。
先月、作った干し柿は固くなるので、一つずつラップで包んで冷凍保存。 真冬のお茶請けとして、これを解凍すると蕩け増して美味しいのです。 ただ今年は外側の表面が皮のように固くなっています。 中はトロトロなので強く揉むわけにもいきません。
そんな中、野菜販売所で再び蜂屋柿を見つけてしまい買ってしまいました。 今回は粒が大きく、左手に柿を持って回しながら皮をむく作業に難儀。
家内は、野沢菜と白菜を購入。
以前は寒風が吹く中、震えながら野沢菜を洗って樽に漬け込んでいましたが、今は台所でこじんまりと刻んで調味料を加えて蓋をねじ込んだ即席漬けで済ましています。
多くの家庭ではスーパーで買える漬け元を利用していますが、我が家ではそれはしません。
白菜は、外側は白菜漬け、内側は水キムチ(ムルキムチ)に利用します。
韓国の家庭の暖房はオンドルが一般的でしたが、その多くは練炭を使っていて、その煙が室内に入り込みガス中毒になるケースが見られたそうで、その際の復活手段は水キムチを飲むことだそうです。 韓国ドラマの中でも、そんな場面が見られました。
ムルキムチの酸味は実に美味しいです。
さて、信濃町は寒冷地でありながら、温暖地で育てられるサツマイモを植えている方がおられます。 しかし、甘みのある成熟したサツマイモになることは少なく、美味しさが感じられることも少ないです。 そこで、茹でたサツマイモを薄くスライスしてから、乾かすという方法をご近所から教えてもらいました。
乾燥芋は甘みが増して実に美味しいです。
虫がつかないようなネットでできた干し網に広げたのですが、なかなか乾く所まで至りません。 そこでノンフライヤーを利用しました。 ノンフライヤーは、油を使わない揚げ物料理をするための道具ですが、油ゼロでは美味しくなく出番がありませんでした。
そこで、干し芋にと考えついたわけです。
乾いた干し芋は固くなりますので、食べる時はトースターなどで温めると柔らかくなります。
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