上高井郡小布施町は来年4月、景観法に基づく町独自の景観条例を施行する。 町議会は12月定例会最終日の16日、町提出の景観条例「うるおいのある美しいまちづくり条例」の全部改正案を全会一致で可決。 市町村が景観法を運用するための条例を設けたのは、県内では初めて。(以上、信毎より)
わが信濃町でも早急に実施してほしいと思うものである。
冬場は雪の白さで何もかも隠れてしまうが、春先になると木々や草の間から投棄物が目に留まるのは真に残念だ。 自分が知る限りでは、赤渋の先と藤田観光別荘地の入口に廃材の山が出来ており、その量は日増しに増えている。 置いている本人は、資源の再利用の予定だと、自分の土地の利用に口を出してほしくないとおっしゃるであろう。 しかし、建築廃材や錆びた機械類を見て、資源だと思う人はどれだけいるであろうか。 野積みのまま、今にも崩れ落ちそうな様相に恐れすら感じるものだ。
観光に訪れた方々も不快に思われるであろう。 景観も町民一人一人の共有財産なので、観光で食べて行く町としては、町民に何らかの意識を持たせるべきだし、行政も指導なり強制なり、景観維持のための対策を施すべきであろう。
用水路や鳥居川への不法投棄もなかなかなくならいようだ。 日本人は往々にして、臭い物には蓋をするとか、水に流してしまうとか、根本的な解決策を施さず、その場しのぎの安直な方法を取ろうとする。 先般合併して誕生した飯綱町は、人口数では信濃町を上回り、リンゴなどの果物生産、飯綱リゾートなどの観光資源、サングゼール、長野市のベッドタウン、などなど町の個性を形作る要素がたくさんある。 信濃町は、人口の減少などに伴う財政収支に苦慮しているのにもかかわらず、高原や野尻湖への観光客減少に歯止めがかかっていない。 それは町の個性を失いかけているからではないか。
町に色々なプロジェクトや提言があることは聞いている。 しかし、景観条例などのように大英断がない限り、町の繁栄を醸成するのは難しいのではなかろうかと思うのである。
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