投票所へ行くと、鉛筆が備えられていて、鉛筆で投票用紙に候補者名や党名を記入することになっています。
しかし、鉛筆では消しゴムで簡単に消せますので、自前の油性ペンで記入するという方もおられるようです。
また、集票作業は、専用の機械を使って、文字判別と枚数カウントをしていると思いますが、その作業の中ででも、不正操作を指摘される方がいます。 確かに立会人がいて作業を監視していると言われますが、機械の中で何が行われているか、集計ソフトウエアの中身までは立会人が精査することは不可能でしょう。
そんな時期に合わせたように、映画「新聞記者」が公開されました。
東京新聞の記者である望月衣塑子さんの著作「新聞記者」を原案として製作された映画とのことで、近くの映画館に来たら見ようと思っていました。
しかし、上映そのものに、与党側から批判が出たとか、あるいは映画「新聞記者」のサーバーが過度なアクセスによってダウンしてしまったとか、選挙戦後半に来て、アベ政権側から上映中止の要請(命令もしくは嫌がらせ)があるかもしれない、といった情報がネットを行き交い、今見ておかないと見れなくなるかもと気になって上映館を調べました。
なんと長野県内は松本のみ。 他県では群馬県が高崎、あるいは新潟県が新潟と、これまた遠い。
ということで、松本へ100キロの高速道路を突っ走して、着いたのはイオンマート内にあるイオンシネマ。
私のナビでは、このイオンシネマが出ず、秀峰学校でセットすると、ちょうど学校の斜め前がイオンシネマでした。 交差点表示も「秀峰学校」で、左折するとすぐに駐車場がありました。
日によって上映開始時刻が変わるようですが、我々が行った時は、午前の部、昼の部、夕方の部と3回あり、昼の部に入りましたが、平日ですとどこも同じように観客は老齢者がほとんど。 それでも40人ほどでしたから、関心の高さはかなりあるのでしょう。
映画の内容は割愛しますが、一言で言えば、総理大臣の配下にある内閣情報調査室とメディアとの戦いを描いたものと言えるでしょう。
あくまでもフィクションとしていますが、作中には、元事務次官の前川さんと東京新聞望月記者との談話映像など、また名前こそ出ていませんでしたがレイプ犯の元記者のことも挿入され、単なるフィクションではない、現実味を帯びた映画作りとなっていました。
映画製作の段階で、女性記者役に宮崎あおいとする話があったそうですが、映画の内容を嫌ったのでしょう、宮崎側から断りがあって、韓国の女優さんになったそうです。
でも、韓国の女優シム・ウンギョンになったことで、この映画の質を高めた結果になっていると思います。
参考;映画「新聞記者」の描くリアルー日本の監視社会の絶望と希望
山と土と樹を好きな漁師ー佐々木公哉のブログ
映画「新聞記者」6月28日から全国一斉公開で興行収入2億円突破した。
海外の配給会社からも上映したいと殺到中だ テレビ局からは安倍官邸に
よって敬遠されるも、ネットや口コミで評判広がったのだ。
赤旗日曜版から
エンディングの音楽がこれまた良かった。 交差点をはさんで、内閣情報調査室員杉原と吉岡記者がたがいに見合う所で映画は終わっていましたが、それが何を意味するのか、エンディングテーマを聞きながら、考える時間を与えてくれていたように思います。
英語の歌詞で、日本語訳がスクリーンに一行づつ表示されていました。 海外のグループの歌なのかなと、曲のタイトルだけ頭に叩き込みました。
そして、家に戻って調べたら、OAU(OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND)という日本のグループが歌う「Where have you gone」でした。
9月にアルバムCDが発売されるとのこと。 買おうかな〜 (^o^)
Another time is what I see
Into the darkness goes the light
I walk alone these streets at night
I watched you in the evening's glow
Dancing in the pale moonlight
Remembered now by candlelight
Another year, another life
Another child swings on the gate
Another star to celebrate
Take all my despair
Eyes wide falling
Till I find you
Where have you gone
Where have you gone
Oh, my love
Where have you gone
Where have you gone
Oh, my love
「安倍政権 不審死」でググると、安倍政権下で亡くなった政治家や公務員などの氏名や事件の概要が出てきます。
報道の通り本人が解決できないまま自殺したケースもあるでしょうが、内閣情報調査室や公安調査庁など、政権にあがらう組織や人物を抹殺するような闇の組織の関わりが全くないとは言えません。 加え、警察、検察、裁判所など司法組織がすべて政府寄りに動いており、全く正義のない役所に成り下がっており、国民の安全が担保されていないのが今の日本なのです。
昨今、「国民に主権などない」と暴言を吐く自民党政治家がいますし、この映画の中でも、「民主主義なんて形だけでいい」という内閣情報調査室の上司が言う場面がありました。
先日、アメリカのニューヨーク・タイムズが、アベ政権のマスコミ支配に対し、「独裁政権のよう」と批判していました。
ここにファシズムの一例があります。 どれを見ても、アベ政権の所作そのものだと頷けるものです。
有権者一人ひとりが、きちんと今の日本を精査し、こんな政治でいいのか、主要国から馬鹿にされ、国民が働いて貯めた日本の金を諸外国に垂れながししていいのか(その金が日本の与党政治家や大企業に還流しているのだが)、自分なりの判断を持って、与党に対峙する「まともな候補者や政党」に投票しない限り、将来日本は崩壊することでしょう。
日本の崩壊は、地震や台風だけでないのです。 金権政治に拘泥している与党議員と高級官僚、大手資本家に軋轢をかけるような所作を有権者が考えるべきでしょう。
そのための第一歩が、山本太郎さんが率いる「れいわ新選組」の立候補者など、真面目に国民のための政治を志向する人を選ぶことです。
以前、こんな記事もありました。 軍資金のある与党は手練手管、今の選挙でも、アベは野党を全く意味のない誹謗中傷、選挙違反まがいの所作に出ているようです。 アベ政権の周りには嘘、デマが蔓延していることを国民は認識しなければいけないのです。
いい映画を見て、いい音楽に触れて、松本行きは良かったですが、ガソリン代、高速道路代、食事代などを含めると、かなり高額な映画鑑賞となりました。 でも、満足です。
あっ、ちょっと残念だったのは、チラシやパンフレットが入手できなかったこと。 映画を見た観客の多くが買い求めてしまったのか、上映を嫌う輩がごそっと回収してしまったのか、また、上映期間が不透明な状況で、配給先が追加印刷をためらっているのか、詳細は分かりません。
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