お知らせ

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*自戒を込めて-> テレビ(大手メディアを含め)はバカ箱、ウソ箱ニュースやワイドショーからは嘘を植えつけられるし、思考痴呆にもなります。

日本の政治や社会を、自分の眼で見て、自分の頭で考えるようにしたいものです。





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(間もなく参議院議員選挙がはじまります。)
25年デフレが続いている日本で、自公政権は国民の生活を一顧だにせず、消費税に見られるように搾取を続けています。 彼らは与党政治屋や大手企業経営者の栄華が維持されれば良いと思っているのです。 一般市民が現状をよく見定めて、我々の生活の底上げを真面目にしてくれる政治家を選ぶ必要があります。
自民党、公明党に加え、彼らの補完勢力である、維新、国民、参政党などにも騙されてはなりません。 頼りないですが立憲、共産、社民、れいわ新選組の候補者の中から選びましょう。

ラベル 無明塾 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
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2010年8月29日日曜日

無明塾

(追記:2011/08/28)

 講演会場での写真撮影は禁止であったとコメントを頂きました。 ご指摘を受け遅まきながら掲載した写真を削除しました。(追記了)

 今日は、須坂・浄運寺で開かれた無明塾へ出かけて来た。 無明塾では25年にわたって年3回の講座を開き、特に夏のこの時期には、いつも3名の作家などが講演をされていた。 今回のメンバーは、ここ数年同じ方々で、加賀乙彦、秋山駿、窪島誠一郎の各氏と、天満敦子さんのバイオリン演奏であった。

無明塾 無明塾

 浄運寺の講座には、これまで時間が合わずなかなか参加できずにいて、やっと2008年8月と11月、そして今回と3回目の聴講となった。 浄運寺では既に本堂と庫裏の改築工事に入っておられ、工期は10年にも及ぶらしい。 そのため講座は今回で終了することとなり、工事終了後にあらためてアナウンスをされると住職は仰っていた。 

写真削除(開始前の本堂にて)

 最初の講演は、上田市にある信濃デッサン館・無言館館主でおられる窪島誠一郎さんが「『生きる』という約束について」と題して話された。 2年前にお会いした時には、目がキラキラして輝いているようにお見受けしたが、今日はかなりお歳を召されたなというのが最初の印象であった。

 窪島さんが信濃デッサン館を開いたのは32年前、無言館は13年前だそうで、以前の来館者は滞留時間が長くゆとりを持って絵を鑑賞されていたとのこと。 現在は、観光バスなどで一団で来て、それも反戦だとか憲法9条を守れとかゼッケンを付けて来る方たちも居られ、絵画の前であれこれ慌しく喋って、鑑賞することもなく帰っていく光景がよく見られるそうだ。

 絵と対話するということは、自分を見つめる時間を大切にすることにも通じるのではないかと仰る。

 城山三郎さんがかつて「群れをなす」ことの危険性を話されていたそうだが、テレビが一方的に流す情報は害毒そのもので、その映像だけで見た気持ちになり、メディアに泳がされてしまう結果となる。 だから無明塾のような講座の存在意義があり、五体で感じる感動を失わないような生き方が必要だと話された。 窪島さんは65冊目の著作として、「約束」という本を出されたとのことで、人間は誰かとの契りの中で生かされているのではないかとのこと。 誰かというのは、自分を生命として産んでくれた父と母であり、もう一つの契りは自分との約束であると仰った。 自分との約束でいう自分とは、自分のことではなく、自分という存在を作ってくれているたくさんの人々のことではないかと話された。 実に含蓄のある内容で、そういう約束を大事にして行きたいと思った。

 無言館にかかわる仕事の中で、色々な戦没画学生に出会い、彼らは限られた時間の中で、自分の思いを精一杯出していた。 かけがいのない生の雫、与えられた命をどう使いきるかということが問われていると最後は結論付けられていた。

 窪島さんが、ご自分の半生を走馬灯のように話される中で、感じられたことを分かりやすく説かれ、自分の時間をもっと大切に使いたいという気持ちにさせて下さった。

 二番目に話されたのが、文芸評論家の秋山駿さんで、タイトルは「人生の考え直し」。

 冒頭で、今朝亡くなられた三浦哲郎さんを悼む言葉があった。 秋山さんは年齢のこともあるでしょうが、ご本人が納得された話し方をされるので、かなり分かりにくいです。 事前に「信長」など著作を読んでおけば理解に役立ったのでしょうが、そういう意味でも難解な講演でした。 話された内容は戦中戦後のことから始まり、日本が経済大国二位であることや富裕層の存在など。 今、思い起こしても話の主旨がよく分からなかった。

 でも、互いの国や民族の正義があるから戦争が起きるという話には合点した。 正義に折り合いを付けるというのが一番困難な所作なのであろう。

写真削除(秋山さん)

 最後は加賀乙彦さんで、「八十歳になった心境」。

 陸軍幼年学校時代から話が始まり、著作の「永遠の都」のこと、そして、東京拘置所の精神科医として赴任し、正田昭という死刑囚と6年間文通したことなどを話された。 死刑執行後に現れた人から正田昭との文通内容を見て、彼が二面的あるいは三面的な要素を持っていたとのこと。 死刑囚といえども彼らは人間としての苦悩に溢れており、昨今、東京拘置所の刑場が公開されたが、あの報道は人間的な苦しさを明らかにしていないという点で、非常に問題だと話されていた。 毎朝7時から8時の間は、監房の中はシーンとして静かになるそうで、死刑執行がいつ自分に向かってくるのか気がかりな時間だそうだ。 加賀さんの奥様は入浴中にくもまっかで溺死されたそうである。 明日も分からない死刑囚の命と同様に、我々の命が永遠に続くわけではなく、80歳になった今、死刑囚と同じように残された時間が僅かであることを意識して、残された時間を大切にする心境でありたい由。

写真削除(加賀さん)

 講座を終えてからは、天満敦子さんのバイオリン演奏。 天満さんは天真爛漫というか、いつまでも童のように邪気のない人ですね。 隣のおばさんという感じ。 そこに彼女が好まれる理由があるように思う。

写真削除(天満さん)

 終了後は、著作など販売されたものへのサイン会。 今回は、窪島誠一郎さんの「約束」、秋山駿さんの「舗石の思想」、加賀乙彦さんの「不幸な国の幸福論」と「ザビエルとその弟子」 を購入した。

 講演された方々のうち、人間的に自分に近い人はどなたであろうか? 窪島さんは一番苦労されて今の位置にあろうし、「約束」という絵本に記述されている、あの心、あの情熱に対して称賛に値する方だと思う。 キラキラとした目の輝きをいつまでも失っていない人として一番親近感を感じる。 そして秋山さんはお話は分かりにくいが、庶民派の人物ではなかろうか。 加賀さんはやはり雲の上の人であった。 「宣告」に記述されているように、かけがいのない人生経験をされ、それを小説にされているが、上層志向の人であろうという印象が強い。 著作を数冊読み、お話を2度うかがって、もういいかなという気持ちになった。

写真削除(サイン会・秋山さん)

 

写真削除(サイン会・窪島さん)

 

写真削除(サイン会・天満さん)

 

写真削除(サイン会・秋山さん)

 25年続いたこの無明塾は今回で終了。 本堂の工事終了後にあらためてアナウンスされると住職は仰っておられたが、秋山さんと加賀さんは既に80歳を越えられておられる。 再びお話をうかがうことができるのか、やはり気がかりではある。

 浄運寺に着いた時、帰りには永い間無明塾の講演者であった中野孝次さんの墓に詣でようと話していながら、うっかり失念してしまった。 松代大本営の歴史館にも訪ねたいので、別に時間を作ろうと思う。

無明塾


2008年11月24日月曜日

無言館と無明塾

 今日は、信越線開業120周年記念のSL・DL信越号の最後の営業(運行)日であった。 早朝はかろうじて雲が切れていたが間もなくどんよりとした空になってしまった。 次回SLが黒姫に来るのは何年後であろうか? 5~6年後の北陸新幹線の全面開通に伴い信越線の営業存続は風前のともし火状態らしいのだが、今回のようなイベントが廃止のエクスキューズにならないことを祈りたい。 さて、試運転4日間+営業運転3日間のうち、中4日間D51とDD16を撮り続けたので、今日は天気が良くないこともあって、信濃町を離れ上田の無言館へと向かった。

 無言館へはこれまでも何回か訪ねているが、去る9月に第二展示館が出来て、まだ見ていなかったので今回訪ねたものであった。 作品を見て何気に自画像が目立つように思われたが、戦地へ赴く画学生の「もし内地へ帰れなかったら」という心境の現れではなかったかと感じ入るものがあった。 駐車場はほぼ満杯で、無言館への一般の関心が強いことがうかがえたが、入場料の支払い方が従前と同じように鷹揚な方式であった。 入場者の心を信ずるという窪島さんの一徹がいまだ生き続けているように思われた。

無言館第二展示館
絵筆のモニュメントモニュメントの赤ペンキの説明

 展示館前に立てられたモニュメントには絵筆が組み込まれているのだが、右上部に赤いペンキが付いていた。 また嫌がらせの悪戯ではないかと、数年前に無言館前の慰霊碑に赤ペンキがかけられたという事件を思い出したのだが、多様な考えの人が居ることを忘れないために、このようなモニュメントにしたと裏面に説明書きがあった。
 もう紅葉も終わって前山寺の庭も寂しいものであったが、樹齢700年のケヤキの木や胡桃餅だけは忘れなかった。

浄運寺

 午後からは須坂へ戻って上信越道インター近くの浄運寺へ向かった。 2時から行われる青山俊董師の講演「出会いは人生の宝」を聴くためであったが、駐車場がほぼ満杯に驚き本堂へ行くと、檀家法要が午前中からあって、それが終わってから講演があるとのことであった。 最後のお経の中で供養者の名前が上げられたのだが、「中野孝次」さんのお名前がはっきりと聞こえて来ていた。
 本堂に入ると檀家の人達であろう8分ほど畳敷きが埋め尽くされており、わずかに残った空間に腰を下ろしたが、身動きできないほど一杯になっていた。
 青山師は76歳ほどであろうか、にこやかな表情をされ、非常に平易な言葉遣いでわかり易く、人間の生き方を説かれていた。 まず自らアンテナを立てて自分で感じ考えることが必要だという話から始まって、最後には、喧嘩しそうになったり愚痴を言いそうになった時は、まず合掌から始めたらいいと仰っていた。 1時間半の間に大事なフレーズをいくつも話されていたが、その要旨をまとめていつかここに残そうと思う。 家内が著作を数冊購入したので読みたい。

浄運寺

今日の暦から : 食事は常に規則正しく



2008年8月31日日曜日

無明塾へ出かけた

 

(追記:2011/08/28)

 講演会場での写真撮影は禁止であったとコメントを頂きました。 ご指摘を受け遅まきながら掲載した写真を削除しました。(追記了)

 

 上信越道・須坂インター近くにある浄運寺で、毎年8月に行われている文化講座・無明塾へ出かけた。
今回が38回目だとか、駐車場などで混雑するといけないと、13時半受付の1時間前に到着したが、参加者は1時頃から三々五々集まりだし、1時20分受付を済ませて本堂に適宜座り込んだ。 今日の講演者らは次の通り。

  1. 窪島誠一郎 「人との出会い、人との分かれ」
  2. 秋山 駿   「忠臣蔵の謎」
  3. 加賀乙彦  「人が人を裁くということ」
  4. 天満 敦子 ヴァイオリンミニコンサート

  窪島さんの話は非常に軽妙で、眼がきらきらしていて引きこまれる感じであった。 30数分の中では十分に話し尽くせなかったと思うが、「死を考えることは、よりよく生きることにつながる」という言葉には感じるものがあった。 岡部伊都子さんや小川国夫さんなど今年鬼畜に入られた方々を思いだされてもいた。 最後は上田・塩田平にある無言館の第二展示館が来月20日に完成し、当日は子供達だけを呼ぶ開所式を行う由。 21日から収蔵している全作品の公開を行い、本日最後に演奏された天満敦子さんが28日に演奏会を催すと話されていた。

 秋山さんは、忠臣蔵の裏には政略的な動きがあったと、柳沢吉保の存在など非常に興味深い話であった。 そして現代があの時代と非常に似通った世相を見せているとも仰っていた。 今後20数年先の行方を判断する一つの手がかりになりそうな話題でもあった。

 加賀さんは、もともと精神科医で拘置所の死刑囚などのカウンセリングを行ってきた経歴があり、そういう体験を元に人間(人格)の根源を探る作品を書かれている。 テーマの重さから生真面目な人物かと思いきや、信濃追分にある山小屋(ご本人の謙遜であろう)生活の中で熊やイノシシに出会うのではないかという所から話は始まっていた。 死刑囚・正田昭との文通などを話される中で、法律や科学で計り知れない部分が人間にはあるとも仰っていた。 50分ほどの待ち時間では、ご本人が満足できるタイトルに見合った話は出来なかったように感じた。 講演後に著作の「永遠の都」(単行本サイズで7分冊)を購入しサインをしていただいた。

 ヴァイオリニストの天満敦子さんのお名前だけは知っていたが、今回40分ほど彼女の演奏を聞いて、非常に力強く心に染みる演奏だと思った。 「望郷のバラード」も聴くことが出来て幸運だっった。 幼いと云っては失礼だが、可愛い声で話される言葉もそこかしこにいる普通の女性のようで、大変親しみが持てた。

 さて、この無明塾へ出かけたのは、先日の信濃毎日新聞で窪島誠一郎さんの「父子墓を買う」というコラムを見たのがきっかけであったが、これには色々な方々の「縁」のおかげであった。
少し遡るが、一昨年我々夫婦がスペインの巡礼路を歩いている時にお会いした初老の日本人男性が、今春日本へ里帰りをされる機会に「良寛の里」を訪ねたいとメールを送って来られた。 そこで調べたら、良寛さんは出雲崎を中心に生活をされていたと、黒姫からは比較的近い所なので、雪の季節のため黒姫の我が家に来ていただければと車でご案内しますと返信していた。
そんなことで良寛の里を訪ね歩き、資料館などで良寛さんの文献を見るうちに作家の中野孝次さんに出会い、彼の著作を読むうちに黒姫に近い飯山市に来られたとか、須坂で講演をされていたと、またご自分の死後の身仕舞として須坂に墓所を設けられたと知った。 そこで、黒姫に近い須坂の浄運寺へ一度はお参りに行かなければいけないと思いつつもなかなかできず、前段の窪島さんの新聞記事が縁で浄運寺を訪ねて、今回の無明塾への出席につながったのであった。

 中野孝次さんの話がもう聞けないのは残念だが、こんなに意義深く楽しいお話なら、毎年無明塾に参加するのを我々の年中行事にしようと思っている。 しかし、チラシには「若人歓迎 考えよう-私の人生」とサブタイトルが付されていた。 出席者の殆どは自分を含め50歳代以上の面々。 次代の日本を作る20歳代や30歳代の若者がいなかったのが非常に残念であった。

写真削除 浄運寺本堂にて

 

写真削除 天満敦子さん


 

浄運寺駐車場から夕暮れを写す

今日の暦から : 少しの昼寝で頭もスッキリ

 (追記)信毎のサイトを見ていたら、去る21日に無明塾開催の記事が掲載されていた。

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須坂の浄運寺で31日「無明塾」

須坂市井上の浄運寺は31日、恒例の文化講座「無明塾」を開催する。今回は初めて作家の加賀乙彦さんを招くほか、文芸評論家の秋山駿さん、信濃デッサン館・無言館(上田市)館主の窪島誠一郎さんが講師を務める。バイオリニスト天満敦子さんのミニコンサートもある。無明塾は1986年に始まり、今回で38回目。午後2時から。参加費1500円で、事前申し込み不要。問い合わせは浄運寺(電話026・245・0766)へ。