14日は柏原、古間地区の秋祭の日である。
我が上町(かんまち)組も、午後からリヤカーに乗せた神輿が、笛、太鼓、鉦の音とともに組内を一軒一軒回り、「おめでとうございます」と挨拶し、ご祝儀を頂く。
組内を回ることで、家々を再確認すると同時に各戸の情報交換の場にもなっているようだ。 主要な家では、無病息災などを願った神楽舞を舞ってもらうが、それぞれの役回りに酒や肴を振舞うのでそれなりの出費になるのであろう。
夜9時になると古間商店街の真ん中で、舞が披露された後に、集会場に足揃いをし古間神社に集合する。 その頃になると柏原でも古間でも花火があがるが、残念ながら柏原の方が数多く色々な花火が上がっていた。 そのあと古間神社ではかわいらしい女性の神主(巫女?)さんの威厳のある祝詞の後に、各組の神楽舞が奉納された。
ある組の舞の中で、ヒョットコ面の踊り手がちょっとした芸を披露した仕草に、神主さんが頬を崩したのが一層かわいかった。 例年この時期はしとしと雨が降って、自分の組の舞が待てないほど寒さを感じていたが、今年はまだまだ異常気象が続いているのであろう暑かった。 また組数が減ったのか、いつもは夜半まで各組の舞が続いていたが11時半過ぎには終演をつげる挨拶が聞こえていた。
(旧徒然日記から転記)