数年前から誘われるままに旧東海道歩きをはじめ、時間が空いた土日を使って一人歩きを続け、今春には東海道を完歩することができた。
現在は、日光道中(街道)に挑戦中だが、信濃町を通る北国街道を歩くのはまだだいぶ先になりそうで、まずは五街道の走(歩)破が目標である。
どこも都市化が進み、昔の街道の風情を残している所は非常に少ないが、風雪に耐えてきた石仏や馬頭観音に出会うと、我々の先祖がこの街道を行き来し、旅の安全を願い、その気持ちを受け止めてきたであろうこれらの路傍の石が非常に大切に思えてくる。
そして、何も出来ないのだがそれらの石に触れ、これから行き交うであろう旅人の安全を願うことで、長い歴史の中の一時点にいる自分の存在が、意義あるものに感じられてしまうのです。
わずかなことだが、現代人が忘れてしまった、こんな思いを持つというのは年相応になってきたということかもしれない。 でも、必要な意識だと思う。
(旧徒然日記から転記)
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