イラクでの3名の人質事件は、一応の解決を見たが、未だ2名の日本人の消息が分からないという。 今後も同様の事件は起りうるだろうし、個人の責任とはいえ国家としての安全保障体制がきちんと行われる必要がある。
今回の経緯を見ると、舞台の裏側でどんな交渉があったのか分からないが、あまりにも日本政府の情報収集や交渉能力に貧弱さを感じてしまった。
ワールドピースナオ、グローバルウォッチ、ピースボートなどのNGOやボランティアの方々の活動が際立ち、彼らの強力な支援や多大な努力があった結果だからである。
軍隊の派遣を人道支援と言ったって、日本語が持つ曖昧さでは、日本人には通るかもしれないが、外国人には通用しないし、能面のような書類を読むだけの、外務大臣のメッセージでは全くといって、彼らには理解されないばかりか反感を買う可能性すらある。
今回の被害者宅への嫌がらせの言動等は、発信者の顔は色々だが一定の形にはまっていたものだとのこと。 ということは与党や体制側に組する人物や団体が関わっていたと思われる。 ”井の中の蛙”的発想はこんな所にもあるようだ。
親の言いなりになる子が社会に通用する成人に育つかといったら、そんなことには絶対にない。 自分の過去を振り返っても確信できる。 国民を一色に塗り固めようとするような発想は決してあってはならない。
彼らのような個人レベルでの活躍や努力が世界における日本人の地位を高めている事実を理解してほしいと思う。 ”世界は一つ”などというCMのフレーズがあったが、真のグローバライゼーションが、個々人に求められているのである。 古い袴は脱ぎ捨てよう!
(旧徒然日記から転記)
0 件のコメント:
コメントを投稿