信濃町観光協会の掲示板に、格安バスツアーで黒姫のゲレンデに来られた方のクレームが投稿された。
投稿内容を読んで、宿泊先の対応の悪さや満足できなかったことと、黒姫のゲレンデとを一括(ひとくくり)に感じられている所に、何か割り切れない思いを抱いた。
確かに、これまでもゲレンデ係員の対応の悪さなどが書かれ、一向に改善されない状況に悲しい思いもして来た。
しかし、昨今スキー人口は減少傾向にあると同時に溢れるばかりの情報に、スキーヤーはメジャーなゲレンデをつまみ食いのように渡り歩き、リフト代の他に大きな金を落とすことは少ないと聞く。 例えば、土産物店の御得意さんは、修学旅行の中学生が殆どで大人は買い物が少なく、コンビニのお握りなどで安上がりに昼食を済ませる人達もいることであろう。
山の自然に憧れ都会から移り住み、ペンション経営をはじめても、宿泊客があるのは12月後半から3月までの3ヶ月間が中心。 5月のゴールデンウイークとか夏休みとか観光シーズンは他にもあるが、実質収入となるのはこの3ヶ月間のみで、やおら稼ぎたい気持ちになることも分かるし、この期間の収入だけで1年間食べていくのは至難の業でもあろう。
ペンションの奥さんが、スーパーマーケットで値段だけの粗悪な食材を買っている姿を目にすることがあり、パンフレットなどの宣伝文句との大きな違いに唖然とし、自分ならあんな所には泊まらないと思うこともある。
客室のメンテナンスの悪さや安上がりだけの食事は、客商売の基本ができていないとも言える。 しかし、ウインターシーズンを過ぎると多くのペンションのご主人はアルバイトや出稼ぎに出ているとも聞く。
そういった事情を垣間見ると、こういった掲示にどう応えていいのか分からないし、観光協会や町役場の方々も苦慮されていることでもあろう。
それでも、客商売は満足して帰っていただき、再び黒姫の地を訪ねていただくという信念を忘れてはならない。 観光関係者は厳しい経営の中でも黒姫高原という一つの生活(運命)共同体としての位置付けで、一つ一つを考えて対応されて行く必要があるようにも思う。 ←取り留めがなくなった(-_-;)
(旧徒然日記から転記)
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