先月、記載した幻の野尻湖人を追うの酒井潤一さんは調査団の顧問をされていると知った。
野尻湖発掘始まる 第16次調査 100人が参加
第16次野尻湖発掘調査が25日、上水内郡信濃町の野尻湖・立が鼻遺跡で始まった。全国的にも珍しい一般参加方式で、県内外から集まった調査団(団長・赤羽貞幸信大教授)の約100人が、スコップやじょれんで慎重に湖底を掘り返した。
「くわ入れ式」で代表者が酒で清めたスコップを現場に突き刺し、「エイエイオー」と気勢を上げた後、6班に分かれて4メートル四方の担当場所をそれぞれ発掘。一部は6年前に調査した場所で、30-40センチ掘ると、約4万年前の地層を覆った保護シートが現れた。
主婦の五月女玲子さん(44)=東京都、小学校教諭の佐藤美穂子さん(42)=福島県=は福島大学時代の友人で、1981年の第8次調査から参加。今回初めてそれぞれ息子の悠君(10)と創平君(5)を連れて来た。湖畔に別荘がある米国人ディーン・ヘリックさん(43)=東京都=も2人の息子と参加し、「ゾウの頭や足の骨をこの目で見たい」と話していた。
調査団顧問の酒井潤一信大名誉教授(69)=塩尻市=は「一帯がキルサイト(狩猟解体場)だったことの立証に加え、人の足跡が確認できれば最高だ」と期待していた。
調査は62年に開始。ナウマンゾウやオオツノジカ、石器などが眠る4万8000-3万3000年前の旧石器時代の遺跡を舞台に、最近は3年ごとに行っている。
青空の下、妙高山を背に野尻湖畔で始まった第16次発掘調査
��25日午前9時55分、上水内郡信濃町
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