その一つに、3年毎の調査に併せて「ナウマンジュウ」という饅頭が販売されているというのがある。 ナウマンゾウに語呂合わせしているのであろうが、25年も前から地元業者に依頼しているとあるから、土産物の製造販売をされている荻原製菓であろうか。 初めて知ったことであった。
3月27日(月)
「ナウマンジュウ」売れ行き好調 野尻湖の発掘調査
○...上水内郡信濃町の野尻湖底で行われている第16次発掘調査で、土産用の菓子「ナウマンジュウ」がよく売れている。窓口の野尻湖ナウマンゾウ博物館によると、調査が始まった25日から27日午前までに185袋が売れた。
○...調査団と博物館が町内の業者に依頼したあん入りのまんじゅう。「ナウマン」の字とゾウの絵柄入りで、25年前から3年おきの調査のときだけ販売している。予約販売で1袋(10個入り)550円。
○...同博物館によると、ナウマンゾウは国内で人間が初めて食べた大型動物の実証例とされる。千葉県から参加した中学生(13)はまんじゅうを食べながら「ゾウはどんな味がしたんだろう」。
3月26日(日)
剥片や種など12点確認 野尻湖発掘の初日
上水内郡信濃町の野尻湖・立が鼻遺跡で25日始まった第16次野尻湖発掘調査は、石器のもとにする石のかけら「剥片(はくへん)」や植物の種など12点を確認した。また、発掘面の不自然なくぼみも複数あり、大型哺乳(ほにゅう)類の足跡とみて調べている。
調査団(団長・赤羽貞幸信大教授)にはこの日午後、石川県七尾市の小学生の団体などが加わり、160人になった。湖底を掘り下げて4万1000年以前の地層が現れると、はけなどで慎重に作業を進めた。
化石好きで、両親と兄にせがんで来たという茶木慧太君(10)=千葉県=は「剥片みたいな鋭利な石を見つけた。大昔のことを知るのはうれしい」と元気に話していた。
夜には近くの公民館で全体集会を開き、初日の成果を発表。今後の調査スケジュールなどを確認した。
出土した石を顕微鏡で観察する参加者=25日、信濃町の野尻湖畔
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