小林一茶の命日であるこの日、一茶記念館では、一茶忌と称した俳句大会が例年行われる。
今回は178回ということで、久しぶりにイベント会場に行ってみた。 記念館で行われた講演会に8月と9月に参加したこともあって、この日の最後の講演を聞きたかったためである。
講演の議題は、「一茶と山頭火」、講師は、「海程」主宰金子兜太氏。
会場は満杯で、10時少し前に行くと席もなく立ったままの聴講で、場内を見回すと年配者ばかりで、俳句というのは若者にはまだまだ浸透していないのかなという、まず初めの印象であったが、お名前を失念したがフランスの方なのか、外国の方も熱心に聴かれていた。(追記:マブソンさん)
話の内容は、あまり脈絡がない感じではあったが、生活者であった小林一茶と放浪の俳人種田山頭火を判り易く比較されており楽しく聞くことができた。
その中で、夏の明るさと冬の暗さという、黒姫高原が持つ明暗の2面のうち、夏の明るさや喜びを謳歌したのが一茶であったという。
前回の講演でも聞いたが、「荒凡夫」という生き方にも非常に興味が湧いた。 一茶、山頭火ともども照らし合わせて見ると自分の人生にも何か近いものが見つかるかもしれない。
この頃、作句するように言葉選びをするようにはなったが、まだまだ投句するには程遠い。 デジカメ映像と俳句を兼ね合わせた「カメ俳」サイトや、愛媛の俳句の里サイトなど、色々な体験の中から準備していきたいと思う。
今日のイベントは、午前中の一茶忌法要、講演、新そば会、午後からは、構成吟(俳句を詠吟するものらしいが詳細は?)、俳句大会表彰式と続いていたが、新そばを堪能させていただいてから帰途に着いた。
(旧徒然日記から転記)
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