天望館や近くの道の駅の店頭には小梅が並ぶようになったが、信濃町では野沢菜漬など漬物にする野菜が豊富なので、あまり梅漬をするというのを聞かない。 やっていたとしても、所謂しょっぱい梅ではなく、宿屋の朝食に出てくるようなパリパリしたり甘い梅ではなかろうかと思う。
我家では例年、紀州の南高梅を取り寄せ、旧来の方法で漬けている。 完熟した梅を取って、すぐに送ってもらっているので、梅の香りが部屋に充満して漬け作業を始めるのが勿体ない位である。
と云っても、自分がやるのは初めのヘタ取りだけで、後の作業は全て家内がやっている。 「塩梅」と書くように、長年の経験と感が必要なので、手出しは出来ない。 赤紫蘇は信濃町の農家の方から頂ける時もあり、そんな時は本当にいい色に仕上がる。
丹精込めて作った梅干の一部は、子供達や友人の口に入ることもあるが、何年物だと、押入れに並ぶビンが増えていく光景に、一人悦に入っているのである。
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