祝：玉城デニー（康裕）沖縄県新知事誕生

昨夜は台風２４号が日本列島を縦断すると、今までで一番近い地域を通過するようなので、停電に備えて懐中電灯を用意したり、家の周囲に飛ぶものがないかチェックをしたりして、雨音や風音に聞き耳を立てるなど注意を払っていました。

しかし、８時過ぎパソコン画面を見ていて、最初に飛び込んできたのが、玉城デニーさんの県知事選挙当確という情報でした。

開票作業が始まったばかりでの「当確」に、「ホントかな？」「ガセ情報ではないか？」「国は何をやらかすか分からないよ」などと思いながら、Youtubeの速報情報をずっと見ていて、９時半を過ぎて開票率が４０％を越えた所で「ホントだったんだ！」と安堵した次第でした。

それにしても佐喜眞候補と玉城候補の両方の事務所から同時に映像を流していましたが、玉城候補の方は集まった人の顔に変化があり、一様に和やかな様子で、かたや佐喜眞候補の方は、皆一文字に黙ったままの仏頂面。
最初の段階で、玉城さんの優勢は決まっていたのでしょう。

それにしても玉城さんの公約は、県民とともに作り上げていく沖縄に終始していましたが、佐喜眞候補の方は最低賃金をあげるとか、女性の地位向上に努力するとか、などと県民に飴をしゃぶらせておけば勝てると思ったのでしょうか？
翁長さんの時代から、「オール沖縄」を目指す中で、小泉進次郎や菅が来て、上から目線の発言では県民は承知しなかったのでしょう。

玉城デニーさんは、数年前に国会前の集会の時に挨拶をされ、国会議員の中にも国民の側に立つ素晴らしい人がいるんだと知りました。
国と対峙するのではなく、妥協点を見出しながら、県民が納得できるような県政を行っていくという、彼の多様性やしなやかさが県民の期待に応えて行くことでしょう。

さて、来年は参議院選挙があるようですが、今回の沖縄のように有権者の良識が選挙に反映されるような選挙になってほしいものです。
今の日本の政治は危機的状況にあるわけで、一人でも多くの人がそれを認識する必要があります。　Facebookから山本太郎氏の言葉を転載します。

今の国政は、先祖が永々と築いてきた社会や生活を守ってくれる保守政治ではありません。　政治家自身と高級官僚、そして大手企業の権益重視で、国民不在の金権政治と成り下がっているのです。

感性も無い、知性もない、常識も通用しない政治はもう終わりにしたいものです。

昨夜は、台風２４号襲来のことをすっかり忘れ、対立候補と８万票ほどの差になった所で安心して就寝したのですが、雨も風もほとんど日常と変わりなかったようです。

そして、今朝、台風一過の晴天にはならなかったものの、そこしずつ青空が見えるようになっています。

我が家では全くトラブルは無く、庭の花々も風に倒れずに元気しています。