たしかに明洞大聖堂に日曜日に行くと、多言語に対応しているのでしょうか、ミサの時間割が10かそこらあったと思います。 それも座る席がないほどに混んでいます。
でも霊験あらたかな教会が見つかると、そちらにごそっと移ってしまうというようなこともあるようです。
キリスト教と並んで仏教寺院も多いですが、日本とは違って葬式仏教ではないので、墓所はなく、従い檀家制度もないようです。 お寺は自己鍛錬の場なのかも知れませんが、ヤクザがお寺を隠れ蓑にするという話もよく聞きます。
韓国では儒教が重用された時代があり、仏教寺院は山奥に向かわざるをえなかったようで、今でも人里離れた所にお寺はあるようですが、ソウルのインサドン近くで、曹渓寺(チョゲサ)というお寺を見つけました。 宗派など詳細は分かりませんが大きなお寺で、周辺には仏壇をかざる用品やお坊さんの衣服、手提げ、靴といったものを販売する店が軒を並べています。
旅行の途中になにげに、この曹渓寺に寄ると、お釈迦様の誕生を祝うための準備らしい飾り付けをさかんにしていました。(灌仏会:日本では4月ですが、韓国では旧暦なので5月だそうです)
色とりどりの提灯をびっしりと敷き詰めていましたが、その色の違いはわからず、また、奥には色のない真っ白な提灯もぶら下がっていました。 今年亡くなった人の霊魂というのか、まだ冥土に渡りきれていないということなのか、詳細は分かりませんが、全体としては色鮮やかに飾っていますので、日本のお寺のような暗さは感じられません。
曹渓寺を見学している時に、お経というのか歌というのか、「カンセウンボサ(観世音菩薩)」の繰り返しだけの歌なのですが、なにか心地良い歌声が聞こえてきたので、売店で聞くと、ボムヌン上人(僧侶)ー梵能法師が歌っていると、そのCDを早速購入。
帰国してから、落ち着いて聞いてみたら、韓ドラに出てくる俳優の声を似ていると、この人を思い出しました。
キム・チャンワンという俳優で、とぼけた役であったり、悪役であったりと、いろんな人物を演じることができる俳優ですが、もともとシンガーソングライターで、自分のバンドを持っているとのこと。
そんなことを知っていたので、この人に間違いないと合点していたのですが、色々調べていると、やっぱり正真正銘のお坊さんである、 ボムヌン上人(僧侶)という方が歌っているのでした。
カンセウンボサ(観世音菩薩)」というフレーズだけですので、ながら聞きでも煩わされることなく、時に口ずさむこともできて、よく聞くようになりました。 フィーリングミュージックとか仏教音楽とか瞑想音楽といったジャンルに入るのかも知れません。
そこで、ひょっとしたらYouTubeにアップされているのではないかと、ハングルの読み書きができない者が、グーグル翻訳を駆使して、購入したCDとまったく同じではありませんが似た音源を見つけました。
そして見つけた歌では、「ナムアミタブ(南無阿弥陀仏)」と歌っているのです。
さらに検索で見つかったものも繰り返し聞くようになりました。
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