9日、山の中腹まで雪が降りていましたが、その後の好天でたちまちのうちに消えてしまい、残っているのは遠くの高峰のみ。 町中では雪の影もありません。
先日、干し柿作りを済ませたのですが、直売所で渋柿を見つけると、ついつい買ってしまい、11日には3度目の皮むきをしました。 結果、95個の干し柿になる予定ですが、昨年は150個も作りましたので、今年はだいぶ少ないです。
というか、昨今の若い人や孫たちも、あまり欲しがらず、結局は我々年寄りが今年の出来はいいとか、今いちだとか自ら品評して味わっているのです。 だからそんなにたくさんは要らないのです。 いつになっても、そのへんの割り切りが出来ずにたくさん作ってしまうのです。
でも、昨年よりは小粒ですので、冷凍保存して、夏の暑い頃に賞味するようなことはないと思います。
さて、13日に黒姫童話館で、今年4月に逝去されたCWニコルさんの特別展が開かれているというので出かけてきました。
平日ということもあって、ほとんど来館者は居らず、久しぶりに静かに展示を確認することができました。
展示の主なものはミヒャエル・エンデに関するもので、当方はだいぶ昔に映画「ネバーエンディング・ストーリー」があったことしか覚えておりませんでした。 そして彼がユダヤ人であることから、一定のフィルターを通して見ていましたが、もっと素直に彼の作品を評価しても良いのではと感じました。
家内はショップで「エンデの遺言」という文庫本を購入、副題は「根源からお金を問うこと」、「暴走する『お金』の正体 『モモ』の作者が遺した、お金の常識を破る思想。 リーマンショックを予言した奇跡の書」。
コロナ禍で今までの常識が通用しなくなった世界で、とりわけ無能な政治家が欲得だけでうごめいている日本にあっては、発想の転換になりそうな書物と思われましたが、だんだん忍耐力が衰えた身で最後まで読み切れるかは不透明。
子供たちが絵本などに接することができる読書室。
いわさきちひろ山荘。 内部はこれまでも何回か見ているので省略。
山荘の台所付近の窓ガラスに写った紅葉。
山荘の周辺にて。
童話館の喫茶コーナの窓に写った紅葉。
旧前山ゲレンデからクワッド方向を見ました。
最後は、童話の森ギャラリーで開かれているCWニコルさんの追悼展「森の祈り」。 地元の松木さんと一緒に森の再生に努めてこられて来たことは知っていましたが、なかなか細部までは理解していませんでしたが、彼の功績は多大なものであったと思います。
地元にいるとニコルさんの言動を誤解したり曲解するなど、また伝聞で否定的な話を聞くことがよくありましたが、改めて展示を見ると、エンデと同様に、彼の遺産は大きなものであったと思われました。
展示の最後に、彼が描いたイラストが掲示され、Season's Greetingの挿絵にされていた由。 なかなか親しみが感じられるイラストでしたが、残念ながら撮影は厳禁。
我々が信濃町(黒姫)にやって来て30年を越えましたが、そのきっかけの一つは、当時テレビに登場したニコルさんの番組でした。 NHK-BSでは、一週間朝から夕まで日々ゲストを迎え、インディアンのティピーの中で語り合う番組が放送されていました。
たぶんその時の録画テープは家の中を探せばあると思うのですが、あらためて見直したい気持ちになりました。 でも、その前にテープを再生できるレコーダーを見つけなければ。
You Tube映像 A Woodland Prayer: Let me be a tree - C W Nicol
You Tube映像 アファンの森よ永遠に〜C.W.ニコルからのメッセージ
他にも、You Tubeの検索ウインドウで、「CWニコル」もしくは「アファンの森」で検索すると、関連の動画を見ることができます。
なお、黒姫童話館での追悼展は、今月30日までです。
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