上越市の高田商店街にある杉田味噌で甘酒用に麹が欲しいと家内が言うので出かけようと、ついでにと思って日本最古の映画館(since 1911)である高田世界館の上映スケジュールを見たら、韓国映画の「マルモイ ことばあつめ」が上映されていて、昨日はなんとその最終日でした。
高田まで車で1時間と思っていたのですが、ちょっと厳しく、上映開始時刻に到着。 数分遅れて入場するも、真っ暗でスクリーン以外は何も見えず。 新しい映画館ですと、足元灯が所々にあるのですが、眼がなれてきても見えずに、手探りで座席をやっと見つけました。
でも、観客は我々含めて4名でしたが、館内がどことなく狭くなった感じで、以前はスクリーンはもっと遠かったように感じていました。
今年始めての映画館でしたので印象が違ったのかも。
「マルモイ ことばあつめ」は、ユ・ヘジンさん主演ということで前から気になっていましたが、参議院議員の山添さんはこんなコメントを発していました。
ヘジンさんのことは、韓ドラバラエティーの「三食ごはん」などでたびたび見ていて、後輩思いのその人柄に感じるものがありました。
「マルモイ ことばあつめ」は、日帝時代に創氏改名など朝鮮におけるすべてが否定される時代にあって、朝鮮語(ハングル)の方言などを含め、その実情を辞書として完成させるための人々を描いたものでした。
ヘジンさんが演じる主人公は、釜山の印刷元へと奔走するなかで、官憲に追われ命を失うのですが、日本の敗戦後、辞書としてまとめた原稿が郵便局の倉庫から発見されて出版されるのでした。
日帝時代の映画はことごとく、日本政府やマスゴミなどから否定されると、本映画の日本での公開も危ぶまれていたそうですが、小さな企業(?)が小さく営む(?)ことで、無事に公開ができたそうです。
映画の中にもありましたが、「一人の10歩ではなく、十人の1歩」が大事だという言葉は本当に頷けられるものがありました。
機会があればまた見たい映画の一つとなりました。
◎マルモイ ことばあつめ 劇場用予告編 動画
◎우리말이 금지된 시대, 말을 모아 나라를 지킨 사람들
◎[말모이] 제작대백과 영상
◎高田世界館で見つけた、イ・ヨンエさん主演のブリング・ミー・ホーム。 また高田へ来る用事ができました。
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