18日、快晴の天気に誘われゲレンデへ行ってみた。
だいぶ雪はとけていたが、それでも第三リフト降り場直前で残雪があり、その先へは車では近づけなかった。
雪解け水があちこち流れている中、早速、蕗玉探しにコース内を歩いてみた。 クアッド・リフトの下を上がって行くと面白いように採れたが、3月頃に比べると玉の固さがなく軟らかい。
雪解けの際の枯草の中に取られまいと潜む蕗玉を探し、これをひねるようにして採ったのが香りもあって美味しい。
蕗玉は、てんぷらと蕗味噌で食すのが一般的だが、蕗味噌を作る時にたっぷり味噌を入れる方がおられる。 しかし、それでは蕗の香りを台無しにしてしまう。 蕗を細かくしたものをつなぎとめる程度の僅かな味噌でまとめると、蕗の風味が残って美味しいのである。
我々以外にも蕗採りに奔走されている方々がいたし、まだ蕾のままの大山桜の下で寝転がっている人もいたが、このオフシーズンの間、施設が全部閉じているのは非常に不便である。
特にトイレと水洗場が下の(町営)駐車場だけでは遠すぎる。 レストランかイエローボックスのトイレが昼間の一定時間でも使えるのが良い。
観光地の名称にもブランド性があって、地名を聞くだけで、その特性や雰囲気をイメージできることが多い。 この”黒姫”についても自然に富み、黒姫伝説やナウマン象発掘など広く知られていることから、一般人(もしくは観光客)が一定のイメージを持つ下地作りは出来ていると思う。
これらを有機的につなぎ合わせ、シーズンを通して、トイレを一例として色々整備することで個性のあるブランドに仕上げることもできるのではないかと思う。 でも、ズクを出さない部外者が声しても仕方ないかもしれない。
(旧徒然日記から転記)