(9/24追加)昨日は、甲州街道の甲府・台ケ原間を行脚したのだが、その途中の竜王町で、HAL研の建物を見つけ、かつてのパソコンというよりマイコンの幕開け時代に遡ってしまったのである。 今は、ニンテンドーのゲームメーカーであるハル研究所は、昔のマイコン時代を飾った良い会社であった。
まず名前がいい。 IBMの上を目指して、アルファベット順の一文字をずらして、"HAL"と名づけたそうである。
30数年前、NECがマイコンキットTK-80を79,800円だったか日本で初めて出し、続いて本格的な8ビットのパーソナルコンピュータPC-8001を販売したのだが、この頃のマシンは半角のANKしかディスプレイに表示できなかった。
ゲームは文字キャラクタを組み合わせたもので、今から思えば玩具みたいなもの。 そんな時、ハル研はPCG-8001という高さ2cmほどのこげ茶の箱で、PC-8001の置き台のようなマシンを考えたのであった。
要は、半角文字をカラフルなグラフィック画像に置き換え、ゲーム用の人物やマシン画像として、これを動かすことで本格的なテレビゲームを、賑やかな効果音と共に楽しめたのである。 このPCG(Programable Character Generator?)のスイッチをオフにすると、単に白い文字が画面をのたうち回っているというものであった。
楽しいというか、一般消費者から見ても、どんな製品を出すか、わくわくするような期待感のある会社であったが、確かバブル時代の不動産投資か何かでコケてしまい、ニンテンドーの子会社か孫会社になったと聞いた。
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