今日の暦から : 子供の肥満、虫歯、親の責任
今日は俳人・小林一茶の生誕を祝う一茶祭の日であった。
今年の一茶祭は25回目だと意外に新しい。 右肩上がりのかつての経済成長の中、観光客呼び込み施策の一つとして始まったのかもしれない。
どちらにしても、春の訪れを告げるこの祭と、11月19日の一茶忌はなるべく訪ねるようにしている。
そこで今日は会場の小丸山公園まで車を使わずに歩くことにした。 それも、舗装路ではなく畑や林の間を抜けて、こんな近い所にタラの芽やコシアブラがあるとか、人様の畑でもうルバーブが芽吹いているのを確認するなど、道程は意外に遠い。 我が家の畑では毎年ルバーブの茎を太らせるために新芽をかいていたのだが、花を咲かせて種を得れば株を増やせるとうかがい、我が家でもやってみることにした。
句碑スタンプラリーの家族が行きかう一茶旧宅、柏原本陣跡を過ぎて、柏原交差点で撮ったのが信濃村伝道所の看板である。 ぜひぜひ、この名称は残してもらいたいと思う。
そして、普段は車で通り過ぎてしまう、
中村与平さんの鍛冶場を併設した住まいを見学した。
ご夫婦で鉄を打つ仕事風景を、以前にテレビ番組で見たことはあるが、実際にお目にかかったこともなく、また与平さんの作品に触れる機会も逸してしまったことは、甚だ残念に思っている。
明専寺から墓地の中の通路を通り、先ずは知人の墓に参ってから小丸山公園へ。
はじめに一茶祭会場をざっと見まわしてから、今日の本来の目的である
一茶記念館の
雲龍寺寺宝展を見学。
葛飾北斎の弟子である
為斎が書いたという屏風絵「
玉巵弾琴図」が素晴らしい。
祭は、出店と舞台で披露される演芸が中心なので、一通りぐるっと回って、あとは柏原小学校脇のテントで蕎麦を食しただけで帰って来た。
夜7時半、柏原方向に花火の音が聞こえ、時折空の雲が照らし出されていた。 今日の一茶祭に関連したものではないであろうと思ってネット検索したら、隣の妙高高原で行われる
艸原祭・大かやば焼きの花火らしい。 風向きで我が家まで聞こえていたのであった。
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