小沢議員一派の離党に関して

消費税増税に反対した民主党議員の離脱について、マニフェストを翻し国民にウソをついている党幹部が離脱議員を処分するという、まことに不可思議な政治世界がここ数日見られています。　小沢さんに離党届を預けたという辻恵と階(しな)猛という二人の議員は勝手に提出されてしまったと憤慨しているということでした。　でも、離党届を預けていたのなら、離党意思ありとして手続きされるのは当然であって、勝手に出されたと怒る方がおかしい。　政治家というのは市井の民と思考経路が異なるというか、その場しのぎでいろいろ繕うのがお上手のようです。　野田側に付いている方が得だと思ったのでしょう。


どちらにしても自分の政治生命の安泰を願って、寄らば大樹を決め込んで、増税に賛意を示した民主党員が多かったわけで、寄った大樹に雷が落ちて、全員死亡などということも考えられることまで想定されていないようです。　国民の暮らしを考えずに、自分の議員生命の保持だけを考えている増税賛成議員の上にはどんどん雷が落ちてほしいものです。

野田に至っては、官邸前での脱原発集会に対し「大きな音」という認識しかなく、一部議員が離脱したことに対し「民主党を立て直す」と言っているそうです。　民主党や政局を混迷させた張本人は野田本人であることを認識していない。　野田の地盤である千葉でも多くの民主党議員が離脱したとのことです。　市井の状況を精査し判断できないのが、日本の総理大臣であると言えるでしょう。

今日の「反戦な家づくり」に、『大阪日日新聞の社主論説「いまこそ、小沢氏に期待する」』という記事がありました。

テレビや新聞というのは、大政翼賛会を支える集団かと思っていたら、実にまともな論理を展開する新聞社があるのだと、この記事を見て何か嬉しくなってしまいました。
読売を称して「ゴミウリ」と言うそうですが、フジ・サンケイはさしづめ「３Ｋ」で、汚い思考、危険な思想、キチガイ（偏狭）報道といった所でしょう。　そんな下劣なマスゴミに比べると、大阪日日新聞（日本海新聞）の清廉で潔い論説には頭が下がります。

先々月に小沢事務所を通して民主党党員サポーター登録をしようかなと思いつつも決心できずにいましたが、それは正解でした。
小沢さんを応援する元参議院議員の平野貞夫さんを長とする「日本一新の会」のメール予備会員になっていたのですが、小沢さんの処遇や意思がどこにあるのか判然とせず、こちらも有料会員にならずに今日に至っていました。

小沢さんとその仲間達が国民を騙し続けている民主党と決別し、反増税、反原発を軸に新党を作るものと思われ、まず手始めに「日本一新の会」への会費を払い込み正式に入会しようと思っています。

　カナダde日本語にも、「民主党を離党した小沢一郎氏と５０名の議員を支持しよう！」という記事があり、マスコミ記事とマスゴミ記事の対比をされていますが、小沢さんの行動を否定的に捉えている新聞記事は実に論理が短絡的でお粗末に思えてしまいます。　国民は浅はかな報道に騙されないようにしましょう。

追記
「永田町異聞」さんが、「小沢グループ離党の意義」と題して、短いけど的確な記事を掲載されています。