時事通信などの報道をみていますと、ほとんどが「民主党から除籍(除名)された..」という表現をしています。 でも最初に「民主党を離党」すると言い出し離党届を提出したのは小沢一派であるわけで、届けが受理されようがされまいが、離党の意思を明確にし、すでに実質党を離れていたのでした。
それに対し民主党は党の決定に従わないから、既に離れてしまった仲間を除名処分するのだと言い放っています。 ここの論理というか理屈がよく分かりません。 思考錯誤しているようにも思えます。
ひょっとして野田のゴリ押し政治が真っ当で、小沢さんは悪者であると相変わらず印象つけようと躍起になっているのかもしれません。 また、政党助成金の党員数に応じた按分(流出)に応じないために、除籍という屁理屈を考え出したのかもしれません。 残念ながら、ネット検索しても政党助成金の取り扱いについて詳しく記したページはないようで確証はありません。
民主党が政権を握った時、鳩山がたいそうな資金援助をしたと何かで読んだことがあり、今回、増税に賛成しなかった鳩山を六ヶ月の党員資格停止処分にしたものの、さらなる離反者を出さないため、また鳩山の資金をさらに期待するがため、期間を三ヶ月に短縮したものでしょう。 脱原発デモを「大きな音」と表現したり、津波・原発被災者への救援対策が疎かにされているのに、野田はロンドンオリンピックへ出かける意欲があるという。 財政が苦しいのに先進国会議に出かけては援助という大金をぶら下げて良い心証を得ようとする、野田以下の思考欠如した政治家は早々に辞めてもらわないと日本という国が消滅してしまいそうです。
昨日の信濃毎日新聞に「連合長野、民主県連の常任幹事会(離脱)検討 党分裂受け」という記事が掲載されており、民主党の分裂に伴い、主要な支持母体であった連合も分裂の憂き目に会いはじめているとのことです。 増税、原発、TPP、基地問題、どれをとっても国民を圧迫する政策なのに、労働者の集約集団であろう連合が民主党を支持するというのは合点が行きません。 労働組合も底辺の組織がのし上がって連合などという大きな組織の役員になり、それこそ労働者の頂点に立ってしまうと、労働貴族という豪勢な湯船にどっぷり浸かり下々のことを忘れてしまうのでしょう。
国民や労働者の生活を守るという視点を持たない民主党とともに連合も解体されるべきです。
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