28日には野尻湖で花火大会が行われ、来月早々にはコスモス園が開園し、野尻湖はウォータースポーツと、黒姫高原は名実ともに夏一色となります。
さて、先日、友人が、こんな放送があったから録画しておいたよと知らせてくれました。
題して、「パンソリ 私を救った心の歌~綾戸智恵 韓国・ナムウォン~」で、NHK-BSで既に放送されたものでした。
7月5日(木)
午後9時00分~10時00分
旅のチカラ「パンソリ 私を救った心の歌~綾戸智恵 韓国・ナムウォン~」
綾戸智恵は、2010年に共演した韓国人歌手の歌に接して「パンソリ」に強く共感し、自らもモノにしたいと思うようになった。母親の介護で精神的に追い込まれていたころ、絶望のふちから救い出してくたパンソリ。韓国で300年にわたって歌い継がれてきた口承芸能には、韓国の庶民の感情が満ちている。ナムウォン近郊の山中で、国民的パンソリ歌手の手ほどきを受け、声の限りに歌いながら自らの心と向きあう綾戸智恵の旅に迫る。
「チャングムの誓い」(大長今)の主題歌である「オナラ」はパンソリの発声を土台に作曲されたと覚えているだけで、パンソリそのものについての理解はありませんでした。 ただ、数年前に韓国を旅した時、パンソリらしい寸劇のようなものを眼にした程度で、今回綾戸智恵がパンソリを習う場面を見て、パンソリへの理解が深まりました。
パンソリ -Wikipedia
ジャズシンガーの綾戸智恵については名前以外の知識は全くなく、特に興味を感じていなかったのですが、母親が本人の意に合わない進学を勧めるより、本人が好きなことをすれば良いと、アメリカへ送り出してくれジャズを覚えたとのことでした。 子供を信頼し好きな道へ進めるよう手助けをしてあげることが親の役目なのですが、日本の多くの親はそのことを忘れ、人並みの教育をさせようとして道をはずしてしまうことがよくあります。
この番組で特に嬉しかったのは、韓国の国楽歌手であるチャン・サイク(Jang Sa-ik)の横顔が見られたことでした。 チャン・サイクの歌は心に沁み、情感に溢れた、いい歌ばかりです。 加え、本人の人柄の良さが映像からもにじみ出ていると感じられることです。
当ブログでも、チャン・サイクのことは何度か取り上げ、「チャン・サイクのアルバムが揃った」という記事を残しています。
あとパンソリの練習場所だという、智異山の滝の場所が見られたのも良かった。 滝の怒涛のような音に負けないよう喉を鍛えるとのことでした。 私が白い雪を被った智異山を遠望したのもナムウォン付近ではなかったかと思います。 オカリナ奏者のテジュさんのお父さんに出会ったのもこの場所でしょう。 お父さんはシンガーソングライターで、人間的にも温かみのある人で、渋い声を聞かせてくれていました。 智異山が見えるあの場所、そしてかつてお会いした方々との再会を果たしたいと願っています。
なお、当番組はNHKのオンデマンドで見られるということですが、視聴方法などについて調べたことはありません。
以下に番組の気になった画面をスクリーンカットしてみました。
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