毎日新聞サイトに、浅間山登山についての記事が掲載されていました。
8月末頃であったでしょうか、浅間山の噴火の危険性が減少し、入山禁止が一部解除されたので、登ってみようと誘いが悪友からありました。
学生の頃、合宿所が追分にあったので、石尊山には何回か登っていたのですが、こちらは1667mの標高とハイキングのような山登りで、2568mという、2000m以上の高さの山は黒姫山登山以来。 それよりも500mほど高いのです。 登山口からの標高差は1100m。 寄る年波を考えずに、気楽に「登ろう!」と生返事。
9月に入ってぐずついた天気が続いていましたので、十分なトレーニングができないまま、予定した28日は快晴の予報で、朝4時起きして集合場所へ。 5時に出発して小諸インターから浅間山荘登山口へ。
登山口の駐車場は有料で、我々が着いた時は駐車スペースが2〜3割しか残っていないようでした。 天狗温泉浅間山荘という名称で、我々のような古い人間ですと、かつての浅間山荘事件が思い出されてしまいますが、その浅間山荘(河合楽器の山荘であった由)は別の場所にあったそうです。
登山口は浅間山の六合目(標高1410m)で支度をし体をウォーミングアップ。
看板には自己責任で登れと注意書き。 登山届を提出して、7時少し前に登山を開始。
30分ほどで一ノ鳥居、ここからニノ鳥居までは2コースあり、我々は不動の滝コースをとりました。
不動の滝
ニノ鳥居(実際には鳥居は無し)まで約1時間
林間と林間の間に、崩落があった場所のような、硫黄の匂いがかすかに漂ってくる場所に出ました。
火山館まで計画通りの2時間で到着しました。 管理事務所を見学させてもらいましたが、別棟にはバイオトイレが用意されていました。
火山館から左手に外輪山をのぞむ。
湯の平分岐? 周辺はカラマツ?林のよう。
だんだん低木になってくる頃には、賽の河原分岐?
いよいよ草木が少なくなり、がれ場の連続で、ここが一番苦しい。
北軽井沢方面でしょうか、外輪山の切れ目から下界がじょじょに見えて来ました。
火山館から2時間かけてやっとシェルターに到着。
ここからは比較的なだらかな尾根歩きとなります。
そして11時30分、計画より30分遅れて登頂に成功。
ここは当座の浅間山山頂で、前掛山(標高2524m)。本来の浅間山は標高2568mですので、あと44m登る必要がありますが、現在は立ち入り禁止となっています。
でも、2つか3つ、人影らしい姿が見られました。 危険を顧みずという人はどこにでもいるものです。 山ガールさんの撮影に便乗しました。
本来の浅間山山頂。 晴れていても11時頃になると雲が出て眺望が遮られます。
次から次へと登山者が到着し記念撮影。
飛ぶように登って降りて行く痩身の若者や山ガールが多く、我々が一番のロートルといった感じ。
時折、冷たい風が吹きますので、早々に外輪山から下に降りました。
そしてシェルター脇で昼食休憩、ここだと風がなくゆっくりと休めます。
12時5分下山開始し、もと来た道を帰ります。
珍しい植生だと教えてくれましたが、内容は記憶から飛んでしまいました^^;
ニノ鳥居から別コースで一ノ鳥居へ
一ノ鳥居手前付近から、膝が痛くなり、3kmほどでしょうか、休み休みの下山になり、先頭に30分ほど遅れること3時半頃に登山口到着。
最後は、浅間山荘の硫黄泉でリラックスタイム。 膝の痛みがだいぶ引きました。
帰りも、先達の運転で信濃町へ。 5時半頃無事に帰り着くことができました。
体力の乏しい私でも登れたのは、お仲間のおかげだと思います。 感謝感謝です。
因みに万歩計は3万を示していました。
浅間山登山コースには、ほかに車坂峠などがあるようですが、上り下りがあって、火山館コースよりかなり厳しいそうです。
帰った晩、草津白根山が噴火警戒レベル2に上がったと、志賀草津道路の一部が通行不可になった由。 浅間山の規制緩和もいつまで続くのか、関心のある方は早く登っておいた方が良いかもしれません。
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