山梨県北杜市高根町にある浅川伯教(のりたか)・巧(たくみ)兄弟資料館で、藤本巧さんという方が撮られた写真の展示会があるというので12日に出かけて来ました。 信濃町からですと片道160kmのロングドライブとなりました。
藤本さんは1949年生まれですが、お父さんが浅川巧の存在を知っていて、同じ「巧」を名付けられた由。 その方が成長してカメラを片手に韓国をめぐり撮影をして来られたと、浅川兄弟の資料館で展示会を開くという、実に奇異と言っては失礼になるかも知れませんが、運命的な出会いをされてきたんだなと感じ会場へ向かいました。
写真展示が行われているのは、かつては倉庫であったそうですが、二階ホール。
一階受付では、写真集など浅川兄弟に関する書籍が販売されていました。
漫画本「浅川伯教と巧」
別棟では、「浅川伯教と巧兄弟を偲ぶ会」が催され、公職の方、韓国総領事、民団の方などの挨拶が続いていました。 民団では漫画本「浅川伯教と巧」を大量に注文されたものの、在庫数に限りがあり、千冊にしてもらったとのこと。
浅川兄弟が朝鮮半島に渡った当時は、日本が占領していた時期でもあるし、未だ朝鮮の人々の徴用や慰安婦などの問題に対し、日本政府や企業、一部学者などは解決済みとして、韓国からの申し出を拒絶する立場を貫いています。 そんな中で、韓国総領事を迎えての浅川兄弟を偲ぶ会を開くのは、日本側の公職につかれている方にそういった認識を持ち合わせておられるか疑問に思え、どことなくちぐはぐさが感じられてしまいました。
(当ブログで浅川兄弟に関して記録したページです)
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