昨日は、古間地区の秋祭の宵宮の日であった。
戸隠から4時頃戻ってくると、”祭”と背中に大きく書かれた法被を着た子供達が10数名、神輿を”わっしょい、わっしょい”とやって各戸を回っていた。 その子供達だが、それぞれの役回りが不満なのか子供同士で喧嘩する風景も見られた。
大人の場合と同じように、各戸で祝儀をあげるそうだが、500円程でいいようだ。 街中だと、山車を子供達が引っ張る姿が多く、町内会館に戻るとお菓子やジュースなどが褒美として配られるが、こちらではどうなのかよくは分からない。
そして、しばらくして大人の神楽が笛や太鼓、鉦の音とともにやってきた。
こちらも各戸を回るが祝儀は2000円ほどでいいようだが、商売をしている家では各組の神楽が寄るので大変な出費であろう。
以前、この神楽を引く役目をしたことが何度かあったが、なかなか大変なもので、神社での奉納舞が終わって帰る時は、皆気が抜けており、一番慎重を要する時だ。 10を越える年月が経つと、もうだいぶ代替わりが進んだのか、顔ぶれが若返って、篠笛を吹く人達は20才代から30才代が中心で、若い女性も加わっていた。 こうやって古からの習慣が新しい世代に引き継がれていくのであろう。
各戸を回る神楽は、新しく住まわれた家や新築された家でその繁栄を願い、神楽舞いを舞われることが多い。
組内を回った神楽は一旦区の会館に戻り、9時頃になると国道脇の元スーパー前の駐車場に集結すべく商店街をにぎわせながら次から次へと通って行く。 夏の盆踊り大会に匹敵するほどの賑わいである。
そして10時、数発の花火を合図に古間神社の坂を上り、神殿での奉納舞と続くのである。
(旧徒然日記から転記)
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