信濃町でパン屋さんといえば、柏原信号脇と八十二銀行信濃町支店前の2ヶ所だと思うが、どちらも町中の普通のパン屋さんである。 戸隠奥社の駐車場に行くと大井の方が、草餅やお焼きなどを軽ワゴンで販売しているがこれはパンではない。
先日、JAながのの広報誌を見ていたら、三水村赤塩で、30才代の方が民家を借りてパン屋を始めたと載っていた。 信濃町でも古海で以前パン屋をされていた方がいたが、理由はわからないものの長野市内へ移転された。
ある雑誌を見たら、善光寺山門近くにパンをテーマにしたビルが出来て色々なパン屋さんが入るとのこと。 乗鞍に工房を持ち石窯で焼くル・コパンも出店するということなので是非行ってみたいと思う。
しかし、有機とか天然酵母とかを御旗にパンで経営していくのは至難の業であろう。 食生活が変わりつつあるというものの、いまだ味噌・醤油の文化がどの家庭でも残っている。 パンといえば100円程度の菓子パンで子供の副食のような感覚の人がいまだ多いし、美味しくても500円、600円出して固いパサパサしたようなパンに見向きする人は少ないと思う。
また、パンを主食にすると、どうしてもバターなど油脂や肉食料理中心となり、ひいては肥満など成人病の要因にもなる。
我が家でも時折パンを焼くことがあるが、信濃町の水道水、さらには山で取水した天然水で生地を捏ねると発酵具合が良く、香りのある大変美味しいパンができる。
ここには、パンを作る環境が十分にあると思うのだが、これを商売として仕事にしていくのには更に知恵や情報が必要ということなのである。
(旧徒然日記から転記)
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