長野県庁が全面禁煙を実施した時、田中知事は随分と思い切ったことをするものだと、愛煙家の職員が県庁周辺の道路で肩身狭そうにタバコを吸っている映像に何か同情したくもなってしまった。 そして、信濃町役場のホームページには、来月から「卒煙クリニック」が長野市内で開かれると掲載されている。
タバコは”百害あって一利なし”という定説が行き渡りつつあり、日本人の喫煙率が30%台になったということだが、若い女性の喫煙は逆に増えているように感じるし、信濃町でも喫煙者は多いように思われる。
女性のオジサン化なのか、街中でよく見られる、女性の加えタバコの運転や、人ごみでも頓着せずに火のついたタバコを指にはさんで歩いている女性の姿だけは見たくないものだ。
長年の習慣を変えるというのは難しいものだが、食後の一服はニコチンの吸収率が一番高いそうだし、喫煙時は血液中の酸素が減少するらしく、体中の細胞を窒息状態にしているのであるから、特に妊娠中や幼児をかかえる女性の喫煙は決してあってはならないであろう。
かくいう自分も30年前は喫煙の習慣があったのだが、止める気になったら卒煙はそう難しいものでない。 いまや、喫煙車には乗らないし、我が家の客人にも冬であろうと外で吸ってもらってるし、タバコを吸ったばかりの人が来ると臭くてたまらない。
国民の健康増進を図るということなら禁煙(分煙)を促進する以上に、葉たばこ農家の収入問題もあろうが、タバコの製造販売という過程から国が考えなければいけない問題であろう。 しかし、まだまだ道のりは長い。
(旧徒然日記から転記)
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