昨夕は、お寺の老いた住職へ届け物をしたのに何の連絡もないので心配になり、再び訪ねたのだが、ご近所の仏さんにお参りをして帰って来たばかりだと、元気な様子に一安心した。
今日は早朝から東京や横浜では降雪があったそうだが、当地では10時頃から軽い雪が舞ったものの3時頃には止んでいた。 除雪作業をするほどでもなく、さりとて外出しても寒いので、何をすることもなく一日を過ごしてしまった。
昨日、「信濃村伝道所 宣教五十周年記念誌」に書かれてあった古間にあったという教会跡を見に行ったと記したが、本誌よりもっと前の40周年と25周年にも記念誌が発行されていたと、お借りすることができた。
東京から柏原へ向かう列車の中から、古間の小高い丘にあったという、その教会の十字架が望めたそうだ。 また、教会員の中には、黒姫山周辺にある禍鉄鋼(鉄鋼の種類だろうが詳細不明)を求めて赴任されてきた方もおったようだ。 そういえば大正時代であろうか柏原にも鉱山があったとどこかのページで見た覚えがある。
さて、今回お借りした本の中で特に感銘を受けたのは、「あたたかいまなざし」と「イエスのまなざし」であった。 ともに信濃町出身の島しづ子さんという牧師が書かれた書籍だが、大変な逆境の中でよくもこれだけ強い信念を持って生きて来られたと驚くばかりであった。 そして自らの家庭や宗教界のみならず、広く社会を見つめ弱者に篤い手を差し伸べ、先の大戦で日本国が行った不正義にもきちんとした視点を持つなどして来られている。
まずは、下の表紙の帯をお読みいただきたい。
信濃町で生を受け育って来られたという点では、信濃町の貴重な財産となるべきお人だと思えた。 ストーンさんをはじめ、町だけでなく社会で信念を持って生きてこられた、このような方々を発掘し、町内に知らしめることも大きな文化活動だと思うし、町の活性化の緒にもなろう。
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