今回の福島原発事故に関係して東電のこれまでの悪行というのですか、種々情報が流れていますが、この事件もその一つでした。 殺された女性もそのお父さんも東京電力の職員であって、ともに原子力発電には反対の姿勢であったとのこと。 そういう人間の口を塞ぎ、いっぺんに貶められることが出来るのは性犯罪であるわけで、これまでも警察や公安、もしくは闇が作ったと思われる痴漢事件や自殺事件が数多くあります。 東電OLの場合、誰がどこまで関わったかは分かりませんが、東電や政府などの一部の人間と闇世界の人間が作った事件ではなかったかと容易に想定できてしまうのです。
国民は、こういった事件のように「政府やマスゴミにいつも騙されているかもしれない」という認識を持って、社会や事件、政治を見なければいけないのです。
さて、先日、家内が友達から聞いてきたと、「エンディングノート」という映画の上映会があるからと出かけて来ました。
「エンディングノート」とは、「就活」ならぬ「終活」のことだそうで、人生の終末にあたって、その準備をするためのノウハウや気構えのことを考えようと映画にしたものだそうです。
化学メーカーの役員まで上り詰めた砂田さんという方が67歳で退職する際の検診でガンが発見され、映画制作にかかわる仕事をされていた娘さんに、残された時間をフィルムに収めるよう指示されたそうです。
2009年のクリスマス頃でしょうか、砂田さんは治療の甲斐もなく亡くなってしまったのですが、たくさんの映像を編集して砂田さんの思いをまとめたのがこの映画でした。 これまでもガンなどの闘病生活や「ガン告知せず」といったような体験を書籍にされている方が多くおりますが、その映像版というか、死に際をどういうふうに準備すれば良いかというサジッションを与えてくれる映画に出来上がっていると思いました。
一時は別居生活をしてしまった奥様との二人だけの会話は、実に涙するものでした。 映像は多にしてフィクションが多いのですが、人生の終末にあたってフィクションするような余裕などはありません。 終末期に居るありのままの人間を、この映画は見させてくれていました。
若くても老いても、人間の「死」はかならずやって来るもので、先日観た「母の記」とともに自分の人生の纏め方について教えられました。
この映画会は、どうも仏壇を販売している会社の企画であったようで、映画を観た後には、「エンディングノートの書き方」や「遺言・財産分与」に関するセミナーがあったのですが、当方にとってそう逼迫した問題でもないので、早々に会場を後にしました。
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