先日、祝い事があって熊本へ出かけて来ました。
なるべく旅費や宿泊費を安くあげようと、色々なオンライン旅行会社にアクセスして見つけたのがExpediaが提供するLCC(格安航空会社)とビジネスホテルがセットされたものでした。
黒姫駅へ向かう際、タクシー予約を考えたのですが、日頃の運動量が少ないので、歩いてみようと重い荷物を抱え駅まで歩きました。 以前は30分ほどでしたが、今回は少しゆっくりとした歩みで40分もかかりました。
ちょうど、信濃小中学校生の登校時間帯で、何人もの子供達に出会いました。
子供達から「おはようございます」と挨拶されることもありますが、最近は少なくなって、こちらから声をかけないと、子供達からの声がありません。 子供によっては、返事がないのでこちらから2度3度と「おはようございます」と言っても、全く無視されることもありました。
30年近く前は、こちらが戸惑うほどに元気な声がかけられたものでしたが、家庭の躾あるいは学校の指導に問題があるのか、時代は大きく変わってしまっているようです。
しなの鉄道北しなの線で長野駅に出ます。 町外に出る登校や通勤時間を過ぎていましたので、車内はそう混んでいませんでしたが、帰りの時は、学生がカバンを空席に置いて占有したり、シルバー席に躊躇なく座っている姿が見られました。 我々年寄りがそんな席に近づいても、席を開けるとか譲るとか、そういう所作は無く何の反応もないのです。
老人や弱者に対する思いやりや思考に欠けているという点では、諸外国の人々と比べると日本人はかなり劣っているなと感じています。
黒姫駅の以前キヨスクがあった場所では、量は少ないものの、土産物や地場野菜が販売されています。
その横の駅そばとの間の柱を見上げたら、無料Wifiの表示がありました。 電車の待ち時間や駅そばを食べている時に、ちょっとメール確認などに活用できるんですね。(*^^*)
長野新幹線から北陸新幹線に変わって初めての長野からの新幹線利用。 特段の感想はありませんが、列車の足元は広く、AC電源が備え付けられているのはいいですね。
久しぶりの東京駅は相変わらずの人混みで、ぶつからないように歩くのが大変。
空港へ行く時間の余裕があったので、所用のため日本橋まで歩きました。 間もなく昼時になる時間であったので、10数年ぶりに、たいめいけんに入りました。
昔から50円の、コールスローとボルシチを注文。
そして、家内はランチのハンバーグに、私はしょうが焼き丼。
食事を終えて出る時には、近隣のサラリーマンや買い物の奥さん、修学旅行らしき子供達などが行列をなしていましたが、感想としてはまた来たくなるような店ではありませんでした。
材料など特に悪い印象はありませんが、味は普通のレストランと同じ。 先代、先々代のころのたいめいけんが懐かしい。 たぶん、もう入ることはないでしょう。
そして、日本橋タカシマヤでは、浅田真央展が開かれていると、正面入口に大きなディスプレイがあり、若いお母さん方に混じって、当方もミーハーとなって写真を撮りましたが、会場へ行くほどの気持ちはありませんでした。
成田空港ではバス終点の第三ターミナル。 乗降のためだけのターミナルのようで、建物は鉄骨むき出し状態、それでも本屋さんや食事処はありました。
でもLCCの搭乗口は一旦地面に降りてからタラップを登るという、また帰りは連絡バスでターミナルビルに運ばれるという、一昔前のスタイルのようで、JALなどメジャーな航空会社との違いがありました。 雨降りの時にはどうするのだろう?
熊本までの飛行時間は2時間ほどで、大きな揺れも遅れもなくて、LCCであっても問題は全くありませんでした。
ただ機内サービスはゼロ。 不味い食事や飲み物などは欲しくはありませんが、天然水のようなペットボトルくらいは注文に応じてほしいし、冷え予防のタオルケットなども有料というのは合点がいかない。
飛行機が一定高度を保つ状態になると、機長室の機長からの挨拶があり、日本語そして英語の順番に飛行状態の説明があります。 今回は週末で家族連れが多かったのか、最後に子供さん向けのアナウンスがあり、富士山の何倍かの高さを飛んでいるとか、新幹線の何倍かの速度で飛んでいると説明をしていました。 大人でもそんな説明を聞くと、なるほどと思うもので、それだけが良かったかな! という印象でした。
でも多少安い料金であっても、成田空港という不便さや機材トラブルが生じた時の対応等を考慮した時、LCCで良いかはなはだ疑問に思えました。 たぶん次回はLCCを使わないでしょう。
熊本空港から市内へはバス利用ですが、補助席を使うほどに混んでいて、夕方とあって道も混雑。 通常20分の所40分もかかりました。
熊本は豚骨ラーメンの本場で、以前は桂花やこむらさきが有名でしたが、昨今は味千ラーメンが主流だと、熊本県庁近くの本店に早速行きました。
しかし、店舗の前には多くの人がたむろして、これではなかなか自分達の番にならないかなと思うものの、順番待ちのノートに記名。
しばらく待ってから店内に入り、目の前のメニューを見ると、今日は月例の22日の感謝デーで、ふだん600円のラーメンが半額の由。 道理で延々と待ち行列が出来ていたわけです。
味千ラーメンは細くて真っ直ぐとした、やや固めの麺にとんこつ味の汁を主に、チャーシューや卵、こりこりとしたきくらげが入っています。 脂ギトギトのイメージがありますが、意外にさっぱりとしていて、大変美味しいです。 私は悪い脂や油、粗悪な肉などの食事をすると、食べた後に唇が荒れたような感覚と、胸焼けが伴って、食べて失敗したなと思うことがあります。
でも、この味千ではそういうことが全くなく、汁も美味しくてふだんより多めに頂いてしまいました。
大変美味しかったという思いがあったので、翌日も入ってしまいました。
夕食時であったのにもかかわらず、店内は空席が目立ち、昨夜の思いがあったので大盛りを注文。
でも、汁は微温く、昨日ほどの感動はありませんでした。
いくら美味しい物でも、たまに食べるから感動があるわけで、2日連チャンというのは所詮無理でした。
ちなみに、
味千拉麺は、国内に80数店、中国に600余店のほか、シンガポールやニューヨークなどにも出店しているとのこと。
また、阪神や東北そして熊本の地震被災地に炊き出しなどのボランティア活動を展開されて来た由。 その心意気だけでも、熊本に来たら、
味千拉麺を食べてほしいなと思うものです。 (特に22日に!)
そしてレジで生麺入りを買って来ました。 これはお店でしか買えないようです。
味千本店を遠くから見て撮影。 昔の商家の建物を利用したような感じでした。
こちらは近くの熊本県庁正面にある熊本城のモニュメント。